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変化。それが小さなもの(新しい同僚が隣の席にやってくる)でも大きなもの(海外で仕事を始める)でも、対処するのは時として難しい。
そこで、イギリス版ウィメンズヘルスが『52 Adventures To Change Your Life』の著者でライフスタイルコーチのララ・ヤングに、変化にうまく対処するためのコツを聞いた。

オランダのフローニンゲン大学の研究では、ずっと憧れていた家や場所に移り住む、というようなプラスの変化でさえも、うつな気分につながることが明らかになった。短時間で多くの変化を経験すると、その可能性が一段と高いそう。

これは恐らく、人間の脳に組み込まれている “ネガティブ・バイアス(ネガティブな情報を強く記憶する傾向)” のせいで、私たちが「変化=脅威」だと思い込んでいるため。脅威を感じると体はストレスホルモンであるコルチゾールを分泌するため、あなたは強烈なストレスを感じながら、迫りくる恐怖に対して身構えることになる(ジャングルで生活するには便利でも、現代社会を生きるには不便な性質と言えよう)。

でも、変化を恐れて、昇進のチャンスや自分探しの機会を逃すわけにはいかない。

変化にうまく対処するための4つの方法

1.友達に心構えをしてもらう

「その変化が何であれ、ひとりで立ち向かう必要はありません。友達の助言を求め、この先の数ヶ月は、今まで以上に彼・彼女らを頼ってしまうかもしれないことを事前に伝えておきましょう。すぐそばにはいなくても、メッセンジャーアプリなどを通してサポートしてもらうことはできるはず」

2.目的意識を持つ

「長期的な目標を立てたものの、何かが変わり、計画通りに進まないなら、自分が変化に合わせて動いてみればいいのです。キャリアのために引っ越してきたはいいけれど、なかなか友達ができないのなら、これを機に夜遊びをやめ、仕事に集中してみては?」

3.可能性を検証する

「不可能に思えることがあるのなら、その理由を探りましょう。自分の目標が達成できないと感じる理由をリストにして読み返し、その内容が本当にそうであるかを考えてみるのです。自分自身の可能性を信じる機会を自分にあげてください」

4.自分自身のチアリーダーになる

「これまでに成し遂げてきたことを全て書き出し、自分の順応性の高さを思い出してください。インターンシップを見事に切り抜け、最初の仕事を手に入れた経験や、新居を探しているうちに元カレの存在を忘れた経験はありませんか? これまでに障害を乗り越えたことがあれば、今度もきっと大丈夫」

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Claudia Canavan Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images