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さあ、ゴミ出しをしよう。何しろ心理科学誌が発表した研究によると、ネガティブな思考を書き出してゴミ箱に捨てれば、機嫌の悪さも消すことができるらしい。その内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

単なる元気付けの一言じゃないなら、科学を疑いたくなる? 米オハイオ州立大学の教授で研究チームリーダーを務めたリチャード・ペティ博士も、一見愚かな発見に思えることを認めている。「でも、バカげたことが機能することだってある」

ペティ博士が行った実験の一つでは、83名の参加者が自分の体に関する意見を紙に書き出すよう指示を受けた。それを捨てるか取っておくかは参加者次第。その結果、紙を捨てなかった人は、その内容を支持する確率が高いことが分かったそう。つまり、ネガティブなことを書いた紙をキープすれば、自己評価がさらに低くなるということ。反対に、紙を捨てた人の自己評価に変化は見られなかった。

ここから分かるのは、思考が体をコントロールするように、体も思考をコントロールできるということ。例として、自分に自信を持つために背筋を伸ばし、ハッピーに感じるために微笑む、といった行動が挙げられる。

こうなれば試すしかない。今度気が狂うほどムカつくことがあれば、紙に書き起こして捨ててみよう。ペティ博士いわく、この行動が 「思考に偉大な終焉をもたらす」 そう。つまり、ネガティブな思考を抑え込む代わりに、それはもう消え去ったと脳に思い込ませるわけ。でも、捨てたはずの思考を脳が手繰り寄せ、みすぼらしい気分が戻ってくるのは時間の問題かもしれないけれど……試してみる価値はあるはず。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Cassie Shortsleeve Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images