私って頻尿? 一日のトイレの回数でわかること

16 December 2018

私って頻尿? 一日のトイレの回数でわかること

何度もトイレに駆け込む日もあれば、何時間もトイレなしで過ごせる日もある。これはなぜ? 排尿は、どのくらい頻繁にするべきことなの? 回数が多すぎたり、少なすぎたりするのは問題? この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。


1日に、どのくらい頻繁に排尿するのが普通なの?

ニューヨークの内科医、ケリ・ピーターソン医学博士いわく、“正常” とされる回数は人によって異なるけれど、「平均1日6~7回」

米オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターの泌尿器科専門医、ファラ・ベローズ医学博士によると、排尿の回数は、水分摂取量(平均的な女性は1日コップ8杯の水を飲むべき)やぼうこうの大きさをはじめとするさまざまな要因によって左右される(ぼうこうが小さい人は大きい人より排尿頻度が高い)。

カフェインの摂取量(カフェインには利尿作用があるため)、喫煙(タバコがぼうこうを刺激するため)、甘い飲み物(炭酸飲料やジュース)の大量摂取、塩分過多の食生活 (喉が渇きやすいため) も排尿頻度に関係するそう。

米アイリス・カンター女性健康センター長、オルリ・エティンガン医学博士によると、運動量と発汗量を増やせば逆のことが起きる。体の水分が汗として出て行けば、その分排尿回数が減るということ。


どうすれば、排尿回数が多い・少ないことが分かるの?

ピーターソン博士いわく、排尿回数が問題になるのは劇的な変化が起きた時だけ。でも、それが “劇的” かどうかを知るのは正直言って難しい。

だからこそ「排尿日記」が役に立つ。いつ何を飲み、いつどれだけ排尿したかを記録するもの。参考までに、1回あたりの “正常” な排尿量はコーヒーカップ1杯分以上。でも、実際に測る必要はない。数滴ではなく、一定量がのんびり流れるのが理想的。

米ジョン・ウェインがん研究所の排尿器腫瘍学助教授で泌尿器科専門医のジェニファー・リネハン医学博士は、排尿日記で重大な点に気付くこともあると言う。「30分おきに排尿があると言って病院を訪れる人がいるけれど、1日6杯もコーヒーを飲んでいるなら明らかにそれが理由」

排尿日記をつけることで、自分の排尿頻度に納得できればそれでOK。何か疑問が残るなら、日記を医師に見せてみよう。

リネハン博士によれば、「トイレに行く回数が多いのに尿の量が少ない場合は、過活動ぼうこうの可能性があるので要注意」。でも、骨盤底筋を鍛える体操をしたり、食生活を変えたり、処方薬を飲んだりすれば解決する問題なんだそう。


自分の排尿頻度、心配するべき?

米ヒューストン女性泌尿器クリニック院長のクリスティーナ・プラムジ医学博士によると、排尿の頻度が増えたり、排尿時に燃えるような痛みがあったりする場合には、特に女性にありがちな尿路感染症などのぼうこう感染症が疑われるので、間違いなく病院へ行く必要がある。治療には、抗生物質が必要となることも。

プラムジ医学博士は、排尿頻度が変わったり、尿に血が混ざっていたり、力まないと尿が出なかったり、尿漏れがあったり、夜間に2~3回排尿する必要があったりする場合も、医師の診察を受けるよう勧めている。

また、排尿を頻繁に我慢することはやめて。エティンガン博士の話では、何週間・何ヶ月もかけて排尿を我慢する習慣がつくと、ぼうこうの筋肉が伸びすぎてしまい、完全に尿を出し切ることができなくなってしまうそう。

しかも、尿には大量の細菌が含まれており、いつも我慢しているとぼうこう内で細菌が増殖し、感染症のリスクが高まるので、日中に排尿を4時間以上我慢しないようプラムジ博士は注意を促す。寝ている間は、ホルモンの働きで、尿をつくる腎臓が活動を停止するので大丈夫。

排尿頻度の変化が本当に心配なら、ここは素直に内科か泌尿器科で診てもらおう。

1日あたりの頻尿が多すぎる、少なすぎることを示す決まった数字はないけれど、頻尿回数に突然変化が見られたら、医師の診察を受けるのがベスト。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Elizabeth Bacharach and Korin Miller Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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