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「卵は1日1個まで」というのは昔の話? 卵の専門家に答えを聞いた。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

卵中毒の私。もうここ何年も “素晴らしいシェフになる” ことを新年の誓いにしているにも関わらず、人生は私に勝たせない術を知っている。“卵” で検索すれば、オムレツでもアボカドトーストでもそのままでも、忙しい日の夕食にシリアルを食べるよりもずっと健康的なオプションが現れる。でも、週に何度も登場する卵を見つめているうちに、大量の卵黄を食べることが本当に体にいいのか疑問に感じ出したのだ。

幸いなことに、毎週1パックの卵を消費することはいたって普通。あ~良かった。『The Small Change Diet』の著者ケリ・ガンズ認定管理栄養士によると、「一般的には1日2個食べても全く問題ない」 そう。

でも注意事項が一つ。「飽和脂肪を1日の食事のどこから摂取しているかをチェックする必要がある。1日2個の卵を食べるのは間違いなく健康的だけど、チーズを加えてスクランブルエッグにした瞬間に飽和脂肪とカロリーの摂取量が大幅に増えることになる」

私の典型的な卵料理は、少量のオリーブオイルと塩コショウで作った目玉焼き2枚に、緑黄色野菜、アボカド数切れ、そして農家直送の全粒小麦トーストを添えたもの。

でも、サラダと全粒小麦トーストをチーズとベーコンで入れ替えたら、カロリーと脂肪を摂り過ぎてしまう。全卵の代わりに卵白だけを使えば相殺できるものではない。

「卵白ではなく、卵黄にだけ含まれる栄養素というものがある。脂溶性ビタミンは卵黄からしか摂取できないので、卵黄を取り除くと貴重な栄養素も同時に失うことになる」。手っ取り早くヘルシーな食事を心がけているのに、これではあまりよろしくない。

ガンズいわく、結局のところ適切な卵の量は全体の食事内容によるところが大きい。卵1個に含まれるのは、80kcalのカロリーと5gの脂肪、そして6gのタンパク質。タンパク質と脂肪を他の食事から充分に摂取しているなら、毎日チーズオムレツを5枚も食べる必要はない。でも、働きづめでタンパク質を取る機会が少ないなら、フライパンに卵を1個追加したって問題ない。

 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Macaela MackenzieTranslation:Ai Igamoto Photo:Getty Images