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自尊心が急降下している時は、指をパチンと鳴らすだけで、パッと何かが変わればいいと思うもの。それがいかに非現実的なことか思い出してもらうため、オーストラリアのインフルエンサーで認定トレーナー、さらには栄養士の資格も持つ27歳のカサンドラ・オルホルムが、鉄のような腹筋を作るのに実際どれだけ時間がかかるのかを横並びの写真で見せてくれた。

その期間は5年! 彼女の体は明らかに一晩で作られたものじゃないけど、この投稿には普段の2倍以上、1日で12,500以上のいいね!が付いた。

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「パワフルな気分というのは、一晩で手に入るものじゃない」 とカサンドラはコメントにつづる。「ボディメイクには時間とエネルギーだけでなく、汗、涙、ひょっとすると若干の血も流す必要があるのは、受け入れがたい事実。でも、“わあ、こんなの先週は出来なかったのに” と言えた瞬間、すべての努力が報われる」。

この投稿のきっかけとなった彼女の心情から、「筋力をつけ、体型や服のサイズを変えるのに必要な時間を理解せず、残念なことに非現実的なゴールを設定する人が多い」 と続けた。たった2週間で腹筋をいくらかハッキリさせることは出来るけど、オルホルムが今の体幹を手に入れるには、それよりはるかに長い時間を要したそう。

トレーナーで栄養士のオルホルムは、5年前、初めてクロスフィットスタジオに足を踏み入れるまでは競技ランナーだった。初めてのハーフマラソンを完走した彼女は、見た目とは全く関係ない新たな目標を立てた。買い物袋を運んだり、スーツケースを上げたりといった日常的なタスクを引き合いに出し、「ただ、パワフルな気分がどんなものか知りたかった」 と語る。

初めて参加した初心者向け筋トレセッションは、彼女に衝撃を与えた。コメントによると、「完全にコンフォートゾーンの外に引き出された」 という。「上半身の筋力はほとんどなかったし、膝をついた状態でのプッシュアップでさえまともに出来なかったんだから、つま先は難しい。プルアップなんて正気じゃないと思った」。

5年後の彼女は、プッシュアップもプルアップもマスターしている。

現在オルホルムは、45分~1時間の筋トレを週4回行い、前述の動きに加えてデッドリフトやロープクライミングなどを取り入れている。食べる量もランナー時代以上で、「いつもお腹が空いている」 そう。「筋肉が増えたから、必要なカロリーも増えた」。

この見事な腹筋に関しては、彼女は多くを語らない。「実際のところ、腹筋に特化・集中したエクササイズはしたことがない」 という。「シットアップもクランチもやらない。ところどころで変則的なプランクをするだけ。私の腹筋は、常に栄養価の高い食事 (これがカギ) と、ウエイトを頭上に持ち上げる動き (絶えず体幹をフル活用せざるを得ない) を多く取り入れたワークアウトプランの賜物」。

オルホルムは今でも、もっと強く、もっとフィットに、もっと速くなりたい思っているので、彼女のフィットネスライフはまだ終わっていない。「私に出来るなら、あなたにも出来る」 とフォロワーを励ましている。

※この記事は当初、イギリス版コスモポリタンに掲載されました。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Elizabeth Narins Translation: Ai Igamoto Photo: Instagram of @cassolholm

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。