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ジョーダン・ヤンガーは“ブロンドのヴィーガン”で知られていたけれど、ある時を境にヴィーガンな生活をやめたそう。彼女の体験を聞いてみた。

ヤンガーは長年お腹のトラブルや頭痛に悩まされており、ヴィーガンな食生活をはじめてから身体の調子がよくなったという。体重が減るなどの身体の変化だけでなく、新しく見つけたヴィーガンな生き方を認めてくれるコミュニティーも見つけた。そして、数ヶ月しないうちに“ブロンドのヴィーガン(The Blonde Vegan)”という名前で知られるようになったヤンガーは、インスタグラムのヘルス&ダイエットの新星として話題になり、文字通り一晩で何千人ものフォロワーを獲得した。

ヴィーガンの考えを広められることを感じたヤンガーはすぐに、大学を中退し自身のヴィーガンブランドを大きくすることに注力した。The Blonde Vegan Cleanse Programというクレンジングのプログラムを考案、デザイナーと共にアパレルラインを始めるなどの活動をしたという。

けれど、まさにThe Blonde Veganのブランドが大きくなっていくときに、その熱意は強迫観念に変わってしまい、もともと自分を救ってくれたヴィーガンというライフスタイルが原因で心を病んでしまったそう。そして2014年の6月23日、The Blonde Veganのアカウントを始めて1年経ったところで、ヴィーガンやそれに類するものからは離れることをブログで宣言した。これはとてもインスパイアリングでとても勇気のある正直な行動だった。

UK版ウィメンズヘルスはヤンガーになぜヴィーガンになったか、摂食障害にどのようになってしまったのか、そして、よりバランスの取れた今のヘルシーな生活をどのようにして送っているのかを聞いてみた。

ヴィーガンになった理由

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2013年の1月に試した5日間のクレンジングでものすごく気持ちがすっきりしたのが理由。グリーンジュース、フルーツ、野菜とナッツを食べるというもので、長年のお腹のトラブルや頭痛が消え、体重は減り、エネルギーにあふれていると感じたの。短い間で結果が出たので、もし数ヶ月、数年ヴィーガンを続ければより効果が出るはず、と確信したわ。

料理への情熱をみんなとシェアするためにThe Blonde Veganをはじめた

もともとThe Blonde Veganのアカウントは友達や家族にフォローしてもらうために作ったもの。ヴィーガンに興味がある人も少しフォローしてくれるかな、と思っていた。でも、どれだけのものになるかは全く想像していなかったわ。でも、ある有名なヴィーガンのアカウントが私の投稿をシェアしてくれたおかげで一晩で4000人もフォロワーが増えた。そこで、自分はみんなが興味があって楽しんでくれるようなものを持っているのだと、はじめて気づいた。

「クリーン」でいることに囚われてしまった

身体をクリーンにすることで得られるハイな感情のために生きていて、そのハイな状態は数ヶ月続いた。でもしばらくすると、身体はもっと必要なものがある、足りていないと訴えはじめたけれど、私はそんなサインを無視していたの。

頭のどこかでは、食べ物に対して怖くなってしまっていて、気持ちよく食べられるものがどんどん減っているのは明らかで、それに気づいてもいた。でもヴィーガンだから、ということを理由するのは簡単で、人と食事をしている時や、買い物をしている時もそうやってごまかしていた。だから、完璧にクリーンじゃないもの、つまり油も糖質もなく、グルテンフリーで植物性のもの以外は自分で許可した食生活から外れるものなので手に取らないようにしていたの。

ある出来事で、問題に気づいた

ニューヨークに親友が遊びに来てくれて、セントラルパークで一日過ごす日の朝食を外に食べに行った時のこと。家の近くのジュースバーに行って(そこが唯一私が食べられるものがあるお店だったので)、いつもの私が飲めるジュースを頼もうとした時、そのジュースが売り切れだった。ほかにもジュースはあったけれど、私は自分が「予定していないもの」を飲まなくてはいけないということに完全にパニックになってしまった。そこで他のものを選ぶかわりに1.5km歩いて他のところに行こうと提案した。でも身体はずっと制限をしていたのでなんの燃料もなしに1.5km歩くのはやめた方がいい、と悲鳴を上げていたけれど、それを無視した。とにかくその他のものを飲むという考えを振り払うことができずにいたわ。

もう一つの出来事は、摂食障害だと自分で認めた時のこと。ヘルス系のブログを書いている仲の良い友人と夜ごはんを食べている時に、彼女は摂食障害から回復中だと明かして、その症状や食習慣について私に話してくれた。その話を聞いて、彼女が話していることは私に今起きていることに恐ろしく似ていたので、のどがつまるような感じがした。そして、私も同じだといった時はまるでダムが崩壊したような感じだったわ。

自分を変えなくてはいけないと認めるには時間がかかった

これは本当に難しいことだったわ。私の身体は、完全にヴィーガンな食生活では満足できないということを1年くらい前から訴えていた。はじめは、昔のようにこのヴィーガンのライフスタイルを自分に合わせようとできる限りのことをしていた。最初にうまく行った頃ののように、自分に合わせる努力をしてみたけれど、結局生理も数ヶ月間来なくなってしまい、しまいには運動をしている時に足首をケガしてしまったの。どちらも今までになかったこと。そして、その出来事でビタミンが足りていないことに気づかされた。そこで、ビタミンB12を摂るために天然のサーモンを食べてみたら2日後には生理が戻った。そこで、もうごまかすのはやめていろいろ変えなくてはいけないことに気づいたわ。

無理な制限をやめることが役に立つ

ヴィーガンは多くの人にとってすばらしいライフスタイルではある。私の場合は、自分を制限しすぎる癖をひどくしてしまい、頭の中で食べちゃいけないものや悪いものを作ることになってしまった。今は、食事に関する考え方をもう一度整理して、リスト外の悪い食べ物、とするのではなく、ヘルシーなもの、たまに食べるごほうび、量に気をつけながら食べるべきものなどに変えて考えているわ。卵や魚、オーガニックな鶏肉を食べるのを復活させるのもこの考え方を大きく変えてくれた。そして、計画にそってやるのは今のところとてもうまくいっているの。

同じような立場の女性の声を聞くのが一番むくわれるとき

私の投稿を見て、ヴィーガンというラベルから解放された人や、自分の摂食障害に向き合えることができた人の話を聞くのが私の経験をみんなに話してよかったと思う報われる瞬間。何人かの読者は、私のブログを読んでいて自分の中での摂食障害を引き起こすスイッチを押してしまうので、読むのをやめたと言った人がいて、本当に怖いことだと思ったわ。

今はずっと気分がいい

きつい制限をはずして、呼吸をできるようになったのが心理的に一番よかったわ。

これからのことがとても楽しみに思う。跳ね返りはあったけれど、自分に正直になり、真実を話したことは本当によかったと思っているの。今だから自分の本当に信じていること、身体の声をきくことを薦めることができるわ。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Brettan Hawkins Translation:Noriko Yanagisawa Photo:instagram of @rubyrose, thebalancedblonde