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10年ほど前、ミツバチは危機的な状況にあった。殺虫剤の使用、寄生虫、疫病などによって多くのミツバチが姿を消してしまった。この働きものの小さな虫は、アメリカの食料の約3分の1の受粉を担っている。しかし、ようやくこのミツバチの数も復活してきたそう。

豊かな味と抜群に栄養価が高いハチミツは自然のプロバイオティクスな上に抗炎症作用も持っているとても優秀な食材。ただ砂糖の替わりとして使うのにはもったいない! そこで、新しい使い方をご紹介!

食べるなら生で!

一般的に売られているハチミツは、精製され、ろ過されている。これは結晶化するのをふせぐための処理だけれど、このせいで主要な栄養素、たとえばプロバイオティクスや抗酸化成分が著しく減ってしまう。生のろ過されていないハチミツは加工されたタイプのものよりも複雑で深みのある味がする。たとえば、フルーツとナッツたっぷりの「キウィとココナツ机あのハチミツがけ」などならその風味を存分に活かせるのでおすすめ。

キウィとココナツスクエアのハチミツがけ

(24個分 1個240kcal 脂質14g 炭水化物31g 塩25mg 食物繊維3g タンパク質3g)

<材料>
  • マジュールデーツ 2カップ
  • クルミ(生) 1と1/2カップ
  • カシューナッツ(生) 1カップ
  • ココナッツロング 1カップ
  • ココナッツクリーム  1カップ
  • 生ハチミツ 1/3カップ
  • ココナッツオイル 1/4カップ
  • バニラエキストラ 小さじ2
  • 塩 1/4
  • キウィ 2個
作り方
  1. フードプロセッサーでデーツを粗く、クルミを細かく砕く。目安としては少しつまんだ時にくっつくくらい。
  2. オーブンシートを敷いたバットにしっかりと上から抑えながら加える。
  3. 一晩水につけておいたカシューナッツを水切りして、ココナッツクリーム、生ハチミツ、溶かしたココナツオイル、バニラエキストラ、塩をフードプロセッサーでなめらかになるまで混ぜる。ココナッツロングを混ぜて、クルミの生地の上に平らに広げる。
  4. スライスしたキウィを上に乗せてラップをかけて最低2時間冷蔵庫で冷やす。食べる直前に生ハチミツをかけて食べる。

いつものシロップのかわりに

実はアイスティーに入っているシロップがかなりのワルモノだと知っていた? カクテルに欠かせないシロップだけど、これにはコーンシロップや人工的な原材料が含まれている。そこで、ハチミツの登場。人工的なものはなく、砂糖より少し甘味が強いので使う量も少なくてすみ、すぐに溶けて混ざる。

ハニーミントジュレ

(1杯 150kcal 脂質0g 炭水化物6g 塩分10mg 食物繊維0g タンパク質0g)

<材料>
  • ミントの葉 10枚
  • ハチミツ 小さじ1
  • バーボン 60ml
  • 炭酸水 60ml
作り方
  1. ロックグラスの一番下にミントの葉、ハチミツと水小さじ1を入れて5分程置いて味をなじませる。
  2. コップの3/4までクラッシュアイスを入れて、バーボン(または無糖のアイスティー)と炭酸水を入れてよく混ぜる。

料理にもぴったり

ハチミツが活躍するのはデザートだけではない。スパイシーな料理にかけてもいいし、酢を使ったサラダドレッシングに加えれば酸味をマイルドにしてくれる。調理すると、ハチミツの糖分がキャラメル上になるので、肉や魚介類にもリッチな味わいを加えられる。

ホタテのハチミツグレイズ

(4人分 1人分 190kcal 脂質9g 炭水化物12g 塩650mg 食物繊維0g タンパク質14g)

<材料>
  • ハチミツ 大さじ1と1/2
  • 醤油 大さじ1と1/2
  • 米酢 大さじ1と1/2
  • ニンニク 1片
  • ゴマ油 小さじ1
  • ホタテ 450g程度
  • 小ネギ 2本
  • ゴマ 小さじ1
作り方
  1. ハチミツ、醤油、米酢、ゴマ油、みじん切りにしたニンニクをよく混ぜておく。
  2. 大きめのスキレットかフライパンにキャノーラ油大さじ2を入れて中火で熱する。ホタテを重ならないように並べて、表面がきつね色になり透き通るまで加熱する。片面3分程度が目安。火が通ったらお皿に取り出す。
  3. 混ぜておいたハチミツ液をフライパンに入れてとろみが出るまで1~2分程度加熱する。
  4. ホタテとみじん切りにした小ネギをフライパンに戻して全体にからませる。ゴマをふりかける。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Marygrace Taylor Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images