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「肌は総合的な健康を映し出す」 。そう語るのは、総合皮膚科医の一人としてスキンケアに心身一体的なアプローチを採用するサイベル・フィッシュマン医学博士。ニューヨーク市のマウント・サイナイ病院で皮膚科臨床学教授を務めるだけでなく、同市のベス・イスラエル・メディカルセンター付属のヘルス・ヒーリングセンターにおいて総合医療を学んできた。

その彼女によると、乾燥、吹き出物、シワなど肌の表面に現れるものは、炎症、ホルモンバランスの変化、栄養素の問題といった体内で起きていることの暗示。肌を内側からケアすれば、表面にも大きな成果が出るもの。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

食べて、飲んで、輝いて

“クレンズ (浄化)・ダイエット” というものがあるけれど、肌にお風呂以外のクレンズは不要。「食事制限はおすすめしない」 フィッシュマン博士が代わりに勧めているのは、消炎性のあるものをたっぷり食べること。クルミ、サーモン、抗酸化物質が豊富な野菜、そしてブロッコリーやベリーといったフルーツを摂取しよう。ちなみに、グラス一杯の赤ワインが彼女のお気に入り (消炎作用がある)。

水分摂取量も増やすこと。「脱水状態では肌細胞が最適な働きをしない」。飲むことだけが方法ではない。カリフラワーの92%は水分、きゅうりはそれ以上。毛細血管の修復を助けるビタミンKも一緒に摂ることができる。

正しいサプリメントを服用する

「パーフェクトな世界では、誰もが常にヘルシーな食事をする」。でも私たちはただの人間。そこでフィッシュマン博士は1日に3種類のサプリメントを勧めている。1つ目はプロバイオティクス。消化システム内の微生物バランスを整えるこの善玉菌が健康な肌を作るそう。

残りの2つは、オメガ3EPA (魚油) と、クロフサスグリやルリジサ種油に含まれるオメガ6脂肪酸であるガンマリノレン酸 (GLA)。消炎性が肌のバリアを強くし、水分を維持して刺激物の侵入を防いでくれる。毎日600mgのEPAと70mgのGLAを摂取するよう心掛けてみて。

昼寝をする

質の悪い睡眠は、DNAを取り囲む保護構造であるテロメアの短縮に繋がる。研究によると、テロメアは長ければ長いほど、目に見える肌の老化を長ぐ防いでくれるそう。さらに、睡眠不足の体内では肌のハリをキープするヒト成長ホルモンの分泌が減少する。寝つきが悪いなら、鎮静効果のあるラベンダーの香りを嗅ぐのがフィッシュマン博士のアドバイス。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Krista Bennett Demaio Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images