ヨルダン

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人気急上昇中なのが、中東に位置するヨルダン。ユネスコ世界遺産に登録されているペトラ遺跡をまず訪れたい。トレンド予測サービスを提供するWGSNによると、来年はこの遺跡を訪れる観光客が一気に増加するそう。入場料は50ドル(約5,700円)とやや高めだが、おかげで安全度が増し、多くのライフスタイルインフルエンサーも訪れるようになったという。
宿泊予約サイトBooking.comは、ハイキングや絶景巡りなど、アドベンチャー要素を含む旅に注目。全世界21,500人を対象にアンケートを実施したところ、ヨルダン南部のワディ・ラム砂漠が2019年のトレンドに急浮上した。旅行ガイドブックで知られる『ロンリープラネット(Lonely Planet)』が発表した2019年版「ベスト・イン・トラベル(Best In Travel)」でも、ヨルダンは6位にランクインしている。


スリランカ

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インド洋に浮かぶ島国スリランカは、『ロンリープラネット』が発表した2019年版「ベスト・イン・トラベル」で首位にランクイン。1983年~2009年にかけて続いた内戦も終結し、立ち入り禁止区域も解除されてから、観光客の落ち込みも徐々に回復しているのだとか。
UK版『ハーパーズ バザー』誌のスリランカガイドでは、キャンディからエッラまでの列車旅、シーギリヤ・ロック登頂、サファリや茶畑のツアー、ビーチでの散歩といった魅力あふれるアクティビティを多数紹介。豊富な選択肢に、退屈とは無縁の旅となるはず。


カナダ

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18歳から39歳のための旅を提供するツアー会社、トップデック(Topdeck)いわく、カナダを訪れるイギリス人観光客は年々増加傾向にあり、カナディアンロッキーを巡るツアーに人気が集中しているそう。同社のソール・バロウズさんは、「カナダにはトロントやモントリオール、バンクーバーなど、文化施設や観光が堪能できる魅力的な都市がいくつもあります。最近は、多くのイギリス人観光客が国立公園に押し寄せているようです」「体験型の観光を求めるビジターが増えているので、カナディアンロッキーの宝石と称されるレイク・ルイーズや、世界一美しいと言われるモレーン湖が、来年インスタグラムを埋め尽くすと思います」とコメント。
WGSNの記事には、「2019年にバンクーバーを訪問するイギリス人観光客が増える」と書かれている。『シティ・バイ・シティ・トラベル』のエディター、クエンティン・ハンフリーさんは、「こんなにも都会とアウトドアがバランスよく融合されている都市は他にないと思います」「地元の人たちは、バンクーバーのことを冗談で『山に囲まれたマンハッタン』と呼んでいます。個人的に、北アメリカで最も過小評価されているデスティネーションだと思っています」と補足する。
さらに、カナダの魅力は観光だけではない。アスレチックウエアブランドのルルレモン(Lululemon)やカジュアルウェアブランドのハーシェル サプライ(Herschel Supply Co.)など、この国発のブランドもたくさんあり、世界的注目を集めるオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(Off-White c/o Virgil Abloh™)も今年上旬、カナダ最大級の新旗艦店をバンクーバーにオープンさせている。


南太平洋諸国

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ハリー王子&メーガン妃が初のロイヤルツアーでフィジーやトンガを訪問してから数日後、旅行予約サイトのエクスペディア(Expedia)では、南太平洋諸国に対する注目度が95%アップしたという。同サイトのソフィア・パルヴィーズさんは、「2019年には、より多くの旅行者が人の少ない穴場ビーチやダイビングスポット、ローカルカルチャーを楽しむべく、南太平洋諸国を訪れるでしょう」とUK版『ハーパーズ バザー』誌に説明している。


日本

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2019年、ラグビーワールドカップを12都市の会場で開催する日本。またブリティッシュ・エアウェイズが、2019年春よりロンドン・ヒースロー空港と関西空港を結ぶ直行便を就航するため、大阪への関心が230%もアップしたとエクスペディアは発表している。同社のソフィアは、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのアトラクションがたくさんあり、京都まで新幹線で15分という便利な立地であるため、幅広い年齢層とさまざまなタイプの旅行者から支持を集めています」と語る。


ルワンダ

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アフリカでオーダーメイドのサファリツアーやビーチホリデーを提案するツアー会社、エキスパート・アフリカ(Expert Africa)のマネージング・ディレクターであるクリス・マッキンタイアさんは来年、東アフリカを訪れる観光客が大幅アップすると予想。「ルワンダでは、ラグジュアリーな宿泊施設が続々とオープンしているので、私たちがアフリカで企画するツアー内容にも少しずつ変化が現れています」「2017年まで宿泊先として提案していたホテルは、快適ながらベーシックな施設ばかりでした。その後ゴリラトレッキングの料金が倍増(現在一人につき約17万円)し、洗練されたロッジが立て続けにオープンし始めたので、より贅沢なキャンプ体験ができるハイエンドなツアーも企画するようになりました。ロンドンのガトウィック空港とルワンダのキガリ国際空港を繋ぐ直行便が就航したのも、観光客増加に拍車をかけたと思います」
また首都キガリは、Booking.comユーザーが選ぶ2019年に訪れたい旅行先リストにもエントリー。同サイトによると、1990年代に激しい内戦と大虐殺が行われたルワンダは、この10年の間に経済が発達したことで食文化やマーケット、ナイトライフが充実し、観光客を呼び寄せるようになったという。


アメリカ・アリゾナ州

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ミュウミュウがエル・ファニングやアジョア・アボアー、キャメロン・ラッセルなどを起用した2018年春夏広告キャンペーンをアーコサンティの街で撮影して以来、グランドキャニオン国立公園のあるアリゾナ州がファッション業界でも人気のスポットに。
アリゾナ州フェニックスの北方にあるアーコサンティは、1970年から始まった実験的都市で、前述のWGSNのクエンティンいわく、「建築と自然が調和した環境」なのだとか。地球温暖化防止に向けてCO2排出量の削減に取り組む人が増え、サステイナビリティが2019年のキートレンドに浮上するなか、アーコサンティのようなエコロジカルな都市にさらなる注目が集まりそう。
世界で旅行関連事業を展開するザ・トラベル・コーポレーション(The Travel Corporation)も、名作映画『明日に向かって撃て!』や『勇気ある追跡』が2019年に製作50周年を迎えることにより、西部劇に登場するような砂漠地帯への関心が高まっているとも伝えている。


アルバニア

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東ヨーロッパに位置するアルバニアは、お隣にあるギリシャやモンテネグロといった人気の観光スポットの影に隠れがち。だが、2019年は注目度が一気にアップすると旅の専門家は指摘する。
Booking.comによれば、アルバニア南部にあるクサミル(Ksamil)は隠れた名所。その地を訪れたことのあるユーザーは、シーフードやフレンドリーな地元民を絶賛している。また同国は『ロンリープラネット』の2019年版「最も価値ある旅行先」ランキングにもランクイン。「他のヨーロッパの国々よりもはるかに安い値段で、美しい山並みを眺めながらのハイキングや、時代を超越したような小さな村での宿泊、活気溢れる首都ティラナの探訪を楽しめる」とコメントされている。


ニュージーランド

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ハリー王子&メーガン妃がロイヤルツアーで訪問したことで、2019年に訪れたいデスティネーションにリスト入り。米『コンデナスト・トラベラー』誌主催のイベント、ラグジュアリー・トラベル・フェア(The Luxury Travel Fair)が1500人を対象にアンケートを実施したところ、多くの回答者が「ニュージーランドに行ってみたい」と回答。ディレクターのキャサリン・サークは、ニュージーランドが2019年のトラベルトレンドにぴったりだと『ハーパーズ バザー』誌に語っている。
「調査から、安全な場所での一人旅を求める旅行者が増えていることがわかりました。ニュージーランドはそうしたニーズに充分応えることができるでしょう」「広大な自然が広がっているので、都会の喧騒から離れてゆっくりした時間を過ごせるのも魅力のひとつです。いつもネットと繋がっているデジタル世代には、そうした手つかずの自然も好まれているようです。また温泉付きのホテルや世界屈指のワイナリーを巡るツアー、名門ゴルフコース、高級スパといったリュクスな体験もできます」
さらにニュージーランドはバスツアーが豊富で、車の手配も簡単なため、一箇所に留まらずいろんな地域を訪問したいという旅行者も、「これ以上ないほど楽に過ごせる」のだとか。


ブルガリア

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英国旅行業協会(Association of British Travel Agents, ABTA)は、ブルガリアに大きな期待を寄せている。首都ソフィアや第2の都市プロブディフで過ごす都市滞在型の旅や黒海沿岸のビーチリゾートだけでなく、冬になればボロヴェッツやバンスコ、パンポロヴォなど、手軽にスキーが楽しめるリゾート地もあり、いつ訪れても見所満載。


南アフリカ・ダーバン

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南アフリカといえばケープタウンが有名だが、東部にある海沿いの都市ダーバンも、ブリティッシュ・エアウェイズの直行便就航により、イギリス人観光客が増加する見込み。
美しいビーチと、2010年のFIFAワールドカップの開催に合わせて再開発された海岸沿いはもちろんのこと、「ビッグ5」と称される野生動物(ゾウ、ライオン、ヒョウ、サイ、バッファロー)が見られるヒュニュウェ・イムフォロジ・パークの玄関口としてもよく知られている。


コスタリカ

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ABTAによると、旅好きの間で“地球に優しい旅”を目指す人が増えており、45%のトラベラーが、次の旅先を選ぶにあたりサステイナブルであるかどうかを気にかけているそう。
環境保護先進国として知られるコスタリカは、国土の約4分の1が国立公園・自然保護区で構成されているのが大きな魅力。またイギリスから直行便で12時間未満であり、壮大な自然やアドベンチャートレッキング&アクティビティが堪能できるのも人気の理由だと、ABTAのエキスパートは説明している。


アメリカ・コロラド州デンバー

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ABTAのエキスパートによれば、来年はコロラド州デンバーを訪れる人が増加するもよう。ロッキー山脈を背景に、グルメスポットやバー、ライブ会場、劇場やミュージアムなど名所が豊富にあり、近年評判を集めているとのこと。NYやLAにはない魅力を発見できそうだ。


ウズベキスタン

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シルクロードの中継地として発展してきたウズベキスタンは、今もなお多くの旅行者を魅了し続けている。そのためABTAもBooking.comも、2019年に訪れたい国のひとつにここをチョイス。
ビザや入国の規制緩和(現在電子ビザをテスト中)、交通事情の改善、そしてウズベキスタンの通貨「スム」が入手しやすくなったことで、より多くの観光客が訪れるようになったとABTAは述べている。ちなみにBooking.comがおすすめする観光スポットは、古都サマルカンド。中央アジアでも最古の都市のひとつで、レギスタン広場をはじめ、中世の見事な建築を楽しむことができる。


オーストラリア・西オーストラリア州

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長時間のフライトを理由に、オーストラリア旅行を避けていたイギリス人が多かったが、カンタス航空がロンドンとパースを結ぶ17時間の定期便を2018年上旬から開設したことで、オーストラリアを訪れるイギリス人観光客が増えている。住みやすさで定評のあるパースも魅力的だが、ABTAは美しいサンゴ礁で知られるニンガルー・リーフや、北西部にあるカリジニ国立公園もおすすめしている。

Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Harper’s BAZAAR UK

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