ダイエットとスポーツ栄養を専門とする栄養学者、リアンノン・ランバートが、あなたのお好みのダイエットフードから排除するに値する食品の真相を教えてくれた。
1. デーツ
ランバートによると、最近のデーツ熱は、手に負えなくなっているという。
「1日に3つのデーツを食べるなら、あなたの砂糖の摂取量はすでに高過ぎる。一握りのデーツをヘルシーなトレイルミックスに加えることは忘れること。天然甘味料として使うとしても、有益な繊維と果糖の比はばかばかしいもの」
2. ライスミルク
澱粉質が高く、カップ1杯のライスミルクは、普通の牛乳の3倍の量の炭水化物を含む。20mgのカルシウムを含んではいるけれど、あなたに必要なカルシウムのRDI(相対用量強度/適量)のたった1%にしかならない。
3. ケール
「多量なビタミンA、B6、CとKの含有量に異義を唱えることはできない」と、ランバートは認める。「しかし、ラフィノースと呼ばれる難消化性の天然オリゴ糖は、むくみを引き起こす可能性があり、葉のゴイトロゲンは甲状腺の中へのヨウ素の取り込みを中断させる。そして、それは、疲労と体重増加に至る。」
4. ココナッツオイル
米国心臓協会の最近の研究では、料理油として使用する場合は、飽和脂肪酸が豊富なココナッツオイルは牛肉脂肪と同じ区分に入るとした。同量の1gで比較すると、エクストラバージン・オリーブ油ははるかにカロリーが少なく、より“良い脂肪”を含んでいるそう。
5. ゴジベリー(クコの実)
ゴジベリーに脳の活動を向上させ、心臓病とガンから守り、寿命を延ばすということに関しての確かな証拠はない。私達のアドバイス? ゴジベリーに浪費するよりも、果物と野菜から離れないで。
6. きゅうり
キロジュール(エネルギー量)は低いかもしれないが、カリウム、マグネシウムとビタミンCの含有量は、RDI(相対用量強度/適量)の5%未満に過ぎず、キュウリを食す事は、ちょっとした時間浪費となるかも。その代わりにほうれん草を選んで。
7. アサイー
アサイーのファンは重大な健康特性を自慢するけれど、深い研究はまだ少ない。食品における抗酸化物質に関しては、「ブルーベリーで良いでしょう」と、ランバートは言う。アサイーを見つけるために、ブラジルに行く必要はない。
8. ドライアプリコット
「多くのドライフルーツには、新鮮なフルーツの3倍もの砂糖が含まれている。サイズが小さいために、つい1つではなく5つも食べてしまう。そして、アプリコットのオレンジ色は、喘息患者の急性反応を引き起こす可能性がある二酸化硫黄の添加によるもの」
9. アーモンドミルク
「全部ではないけれども、多くの場合、アーモンドミルクは甘みが強く、自然栄養価はとても少ない。実際、栄養価が強化されていない限り、多くのメリットはない。乳製品の代替品とする場合は、大豆の方がカルシウムとタンパク質のより良い供給源となる」
10. プロテインボール
「プロテインボールを自分で作って砂糖を制限すれば、運動前後のバランスの取れたスナックになる。しかし、ほとんどの既製品は、多くのタンパク質ではなく、シロップで固められている。100gあたり5g未満の砂糖量を目安に作ること。そうでなければ、スナックではなく、普通に食事を摂取すること」
※この記事のオリジナルはmenshealth.comに掲載されました。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Ed Smith Translation: Kanako Iwaki Photo:Getty Images