平成の美容トレンドを振り返り! 平成生まれのコスメの名品
いよいよ平成が終わり、令和時代の幕開けまで、あと2週間。そこで平成を3つの時期に分けて、それぞれを象徴するメイク....
いよいよ平成が終わり、令和時代の幕開けまで、あと2週間。そこで平成を3つの時期に分けて、それぞれを象徴するメイクトレンドをもう一度振り返り。平成に生まれ、今も変わらぬ人気を誇る名品コスメの進化ぶりも合わせてチェック!
平成元年 ジバンシイ「プリズム」
時代を語る名品もおさらいしよう! まずは、ジバンシイのアイコン的存在の4色パレット「プリズム」シリーズ。現在、「プリズム・リーブル(ルース パウダー)」、「プリズム・ヴィザージュ(フェイス パウダー)」、「プリズム・ブラッシュ(チーク カラー)」など、さまざまな形に進化しているけれど、ルーツは1989年、平成元年に発売された「プリズム ドゥスール」(写真・左)。オートクチュールドレスのように華やかに艶やかに肌を纏う、世界初の4色構成フェイスパウダーとして誕生。写真・右は2016年発売のフェイス パウダー「プリズム・ヴィザージュ」。
「プリズム・ヴィザージュ」no.2 ¥6,900
問い合わせ先/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ] tel. 03-3264-3941
平成7年 ヘレナ ルビンスタイン「フォース C.」
ビタミンCコスメのパイオニア。ビタミンCはシミやくすみはもちろん、シワ、たるみ、毛穴などエイジング悩みにもアプローチする万能成分であることを知らしめた一品。使用前にビタミンCが入ったボトルの封を開け、キャップをセッティング。10日で使い切るというラボ感溢れるパッケージもコスメラバーを虜に(写真・左)。現在の「フォース C. 3」の美容液は2015年に登場。発売日は1分16秒に1本のペースで売れ、来店した人の2人に1人が購入した計算に。
「フォース C. 3」50ml ¥22,000
問い合わせ先/ヘレナ ルビンスタイン tel. 03-6911-8287
平成9年 アルビオン「エクサージュ」
乳液で素肌をふかふかに耕してから、化粧水の水分を浸透させる――“乳液が先”のアルビオン式スキンケアを、広く知らしめたシリーズ(写真・左)。その人気と実力は、“アルビオンカウンターに美人が集まる”と百貨店の化粧品売り場でささやかれたほど。今ももちろん、多くの女性たちから絶大な信頼を集めている。写真・右は2016年にパワーアップしたローションと、2018年に同じく進化した乳液。
左から「エクサージュ モイスト アドバンス ミルク Ⅱ」、「エクサージュ モイストフル ローション Ⅱ」各110g ¥3,000/200g¥5,000
問い合わせ先/アルビオン tel. 0120-114-225
平成11年~平成19年 ミレニアム期
Getty Images
メイクに光やツヤが加わったのがこの時期で、パールやラメが入ったアイシャドウ、ハイライトが一世を風靡。メイクのポイントが目もとに移った。ホワイトペンシルで目頭を明るく見せたり、ボリュームマスカラでまつ毛を太く、長く! “ひじきまつ毛”“目力”という言葉もできたほど。唇は圧倒的にグロスがメインで、この頃のメイクを象徴的するのは、ジェニファー・ロペスやビヨンセなどの歌姫たち。スキンケアでは、高級コスメやドクターズコスメなどがジャンルを広げ、ビタミンCやCoQ10、レチノールなど美容成分が多く語られるように。効果重視の流れから美容医療も台頭し、“プチ整形”も広く知られた。
平成11年 ドゥ・ラ・メール「クレーム ドゥ・ラ・メール」
1999年、クリームひとつで彗星のように日本に上陸したドゥ・ラ・メール。マックス・ヒューバー博士が、実験中のアクシデントをきっかけに自身の肌を健やかに導こうと“ミラクル ブロス™”を配合したという斬新なバックグラウンドと、硬いテクスチャーのクリームを手のひらで温めて使うという独自の使用法で話題を呼んだ。2000年代に確立された高級クリームのジャンルを牽引、現在はテクスチャーのバリエーションも増え、さらにファンを拡大している。
「クレーム ドゥ・ラ・メール」60ml ¥36,000ほか
問い合わせ先/ドゥ・ラ・メール tel. 0570-003-770
平成12年 ランコム「UV エクスペール」
紫外線は肌を劣化させるという“光老化”が常識となったのが、2000年頃。そのときに旋風を巻き起こしたのが、ランコムの「UVエクスペール」(写真・左)。ロレアルが誇る最高のUVフィルター“メギゾリルSX”が配合された初の日焼け止めクリームで、今なお進化し、世界中の女性たちから熱い支持を集めている。写真・右は「UV エクスペール トーンアップ n」。ほかにBBクリームや、今年発売のトーン アップ ローズなど、女性たちのこれが欲しい! に寄り添ったラインナップも魅力。
「UV エクスペール トーンアップ n」SPF50+・PA++++ 30ml ¥5,800
問い合わせ先/ランコム tel. 0306911-8151
平成14年 ポール & ジョー ボーテ「コレクション・スパークルズ」
Cedric Diradourian
ポール & ジョー ボーテが誕生したのが2002年。ファッション・コレクションとリンクした柄がプリントされた紙のパッケージがセンセーショナルで、乙女心に直球!(写真・左) 2012年、デビュー10周年のタイミングで、レフィルとケースのカスタマイズができるようになり、現在もその人気ぶりは変わらない。シーズンごとに登場する限定の柄ケースは、発売後わずかな期間で売り切れてしまうことも多いとか。写真・右は2019 スプリング コレクションの3品。
「リップスティックCS (レフィル)」各¥2,000、「リップスティック ケース CS」各¥1,000※限定品のためレフィルは販売終了、ケースは店舗により販売終了の可能性あり。
問い合わせ先/ポール & ジョー ボーテ tel. 0120-766-996