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マラソンの自己ベスト更新や持久力のアップ、なにが目標だとしても身体のベースを鍛えるのが成功の秘訣。ニューバランスのアスリートで、イギリス女子プロテニスプレイヤー、ヘザー・ワトソンが自己ベストを更新する5つの秘訣をご紹介。

2016年のウィンブルドン選手権の混合ダブルスで優勝した経験を持つヘザーは、「テニスはランニングと同じで、いくつも自分でコントロールできる要素があるスポーツ」と言う。そういった要素をコントロールすることで、どんな状況にも対応できるようになるという。

そこで、ヘザーにパフォーマンスを上げるにはなにが大切なのかを教えてもらった。

スピードアップには

ヘザーのようにネットへのダッシュするスピードを上げたいのならどうすればよいのか。「スプリントすることを常に意識しながらも、フットワークをしっかりすることが大切」とヘザー。

「常に100パーセントを出すようにして。その一歩、そのセッション、常に全力を出す。そうしないと絶対に速くなれない。いつも足が外れるのではないかと思うくらい全力でトレーニングしているわ。それが、実際に必要な時にスピードを出すための精神力を鍛える唯一の方法」。

スタミナアップには

身体を動かし続けたいのなら、身体を動かしているもの、つまり脳に働きかけるのがベスト。ではどうやってメンタルを鍛ることができるのか。

「やり切った、と思ってからあと30分は毎回頑張ること」と言うのがヘザーのアドバイス。

そんな解決方法はやりすぎ、と思うかもしれないけれど、それには理由がある。「毎回のトレーニングセッションでベストを出し切るということはあまり現実的ではなくむずかしい。でも、より長くトレーニングすることで脳に限界を超えさせる訓練をすることができる」とヘザーは話す。そして、実際にやり切った時の達成感は何物にも代えがたいそう。

しっかりと回復するには

「休むことはトレーニングの大事な要素。身体的だけではなく、モチベーションレベルを維持するためにも休むことは大事」とヘザー。

「毎日の中でなにが大事なのか忘れないようにして」とヘザー。それは、決して、フェイスブックで他の人の投稿を見て自分を比べたり、なぜ自分の人生が思ったようになっていないのかと何時間もウジウジすることではない。

これはとても簡単にできること。「ハードなトレーニングセッションが終わった後は、友達や家族と過ごして充電して。オフの時間は自分の好きなことをやる方が、次のセッションでもっとハードにトレーニングすることができる」とヘザーは話す。

ストレスに負けないためには

「身体以上にメンタリティーが大切」とヘザー。ヘザーによると、不安な気持ちをなくさないと、自信や勝てるという気持ちが消えてしまうそう。だから、ストレスのある状況の方がよい結果が出るというアスリートがいるのなら、その人は嘘をついているかもしれない。

ではコート上で不安にならずにストレスに打ち克つ方法を教えてくれた。「不安に思ってしまうのは自分だけではないことを忘れないで。誰もが同じ気持ちになる。そして、みんなその不安な気持ちを解放しなくてはいけない。きちんと不安に向き合う時間をとって、うやむやにしないで」とアドバイス。

栄養とのつきあい方

トレーニング後に甘いもののご褒美がやめられない人は、少し身体を整えた方がいいかも。

「競技中はかなり厳しい食事プランに沿っているけれど、終わったら身体の声をきちんと聴くようにしているの」とヘザーは話す。

「もしお寿司を食べたいのなら食べるし、もしアイスクリームを友達と食べに行きたいのならそうする。そうすることでトレーニングのストレスを解放することができるので、長い目で見ると結果的にパフォーマンスがよくなる」。

http://www.womenshealthmag.co.uk/fitness/win-the-mind-game/4900/heather-watsons-5-top-tips-for-beating-your-personal-best/

Text:UK版 ウィメンズヘルス編集部  Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images