適切な間食はダイエットの秘密兵器!
ダイエットにおける間食は諸刃の剣。食べすぎれば、1日のカロリー摂取量を超過して目標から遠ざかる。でも、間食はダイエットの秘密兵器。賢く食べれば、食間のお腹を満たし、食べることへの欲求を抑え、物足りなさを感じずにヘルシーなオプションを選ぶことができる。
「お腹が空きすぎると、そこにあるものなら何でも口に入れてしまい、残念な食事をする羽目になる」 と語るのは、認定管理栄養士のララ・フェルトン。2つのポイントさえ押さえれば、このようなダイエットの落とし穴から救ってくれるのが間食だと彼女は言う。まず、間食は事前に準備しておくこと。
そして、炭水化物、タンパク質、脂肪をバランス良く摂れるヘルシーなものを選ぶこと。これなら、ここぞという時にバッグからナッツやドライフルーツを取り出せるので、オフィスのクッキーに手を付けずに済む。
でも、ヘルシーだからといって好きなだけ食べていいわけではない。米国インディアナ大学病院の認定管理栄養士、レイチェル・ジマーマンは 「心臓にやさしい脂肪や栄養素を含むことでダークチョコレート、ナッツバター、アボカドが称賛を得ているとしても、大量に食べるべきではない」 と説明する。「ヘルシーなスナックなら好きなだけ食べていいと考える人がいるけれど、カロリーが高く体重増加の原因になりかねないことに変わりはない。このような間食をする場合には、量をコントロールすることが大切」
間食の力に絶大な信頼を置くのは専門家だけではない。ダイエットに成功した実在の女性たちに、間食を味方に付けるコツを聞いた。
1.300kcal以下にする
「お腹が空きすぎて食べ過ぎる傾向にあるので、私には携帯できるスナックがとても大事。3~4時間ごとに食事や間食をすれば代謝もアップ」
「間食は300kcal以下に抑え、タンパク質、脂肪、炭水化物がバランスよく摂れるようにしている。ギリシャヨーグルト、カシューナッツ、ポップコーンの組み合わせ、カッテージチーズ、アーモンド、リンゴの組み合わせ、ビーフジャーキー、アボカド、クラッカーの組み合わせがお気に入り。固ゆで卵白3つをハムスとナッツと一緒に食べることも」
ークリスティーナ・R/フロリダ州パームシティ/6ヶ月でマイナス6.8kg
2.脂肪を恐れない
「ほぼ毎回クリーンな食事をして、ほぼ毎日エクササイズする。これを続けるには間食が欠かせない存在。毎朝、お湯にレモンを半分搾り、小さじ1杯のアップルサイダーとひとつまみの粉末赤唐辛子を加えることで一日を始める。1日3度の食事と1日3度の間食でタンパク質の供給源、フルーツ、野菜を食べるにしている」
「カッテージチーズとフルーツ一切れ、手作りのハムスを添えた野菜、アーモンドバターを塗ったリンゴといったように、私の好きな間食にはいつも脂肪が含まれる。これで次の食事まで満腹感とエネルギーを維持できる。今年の5月の終わりに始めたけれど、これまでに9kg減って何センチもスリムダウンできた」
ーミッシェル・K/ワシントン州スノホミッシュ/4ヶ月でマイナス9キロ
3.ジャンクフードはオプションから外す
「私は間食が大好き。一日中何か食べている。お腹が空いたら今すぐ食べたい。キャンディーやケーキといった甘い物やジャンクフードにも目がない」
「間食を選ぶにあたって、このような食べ物を家に置いてはいけないことに気付いた。あったら食べてしまうから。その代わり、食事と間食のたびにタンパク質を摂るよう心掛けている。どうしても甘い物が必要な時は、Nature Valleyのオーツとハチミツ入りグラノーラバーを食べてオレンジジュースを飲む」
ーリンダ・W/ミシガン州グランドラピッズ/1年間でマイナス6.8kg
4.間食で不足栄養素を補う
「クラッカーやシリアルといった典型的な加工スナックを食べる代わりに、食事のバランスを取るために必要な栄養素を含むものをスナックにしている。例えば、ランチ第2弾として午後に巨大なサラダを食べている。夕方5時頃にナッツとフルーツ、夜8時に夕食を食べる」
「でも、スナックを完全に抜いているわけではない。毎晩、就寝前に紅茶と一緒にダークチョコレートをひとかけ食べる。これ以外のライフスタイルの変更と併せて、45kg以上痩せることができた」
ーリア・W/テキサス州オースティン/2年間でマイナス100kg以上
5.食事を少量にする
「少量の食事または間食を1日6回取ることでかなり痩せた。間食の前にはコップ1杯の水を飲む。農作物を1日9皿食べることも目標にしていたので、鶏肉やナッツなどのタンパク質源と一緒に、毎食新鮮な野菜か果物を1~2皿用意した。お腹いっぱいで、物足りなさを感じることはなかった」
ーメアリー・R/オハイオ州ウェスターヴィル/1年間でマイナス24kg
6.食物繊維、食物繊維、食物繊維
「ヘルシーな食生活を始めた時、水分と食物繊維はダイエットの秘密兵器なので、新鮮なフルーツや野菜をたっぷり食べるよう自分を教育した。農作物をスナックにすることで満腹感が持続するだけでなく、甘い物やジャンクフードを食べたくなることも減った」
ーマーシー・M/ミネソタ州ミネアポリス/1.5年間でマイナス27kg
※この記事は当初、アメリカ版『ウィメンズヘルス』に掲載されました。
Text: Charlotte Hilton Andersen Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images