これぞ、「正しい食生活のバイブル」 に最も近いもの。ヘルシーな食生活はややこしい。脂肪はダメ、いやダメじゃない。間食はやめなさい、いや1日にミニ食を数回食べた方がいい。相反する栄養情報もそこら中に溢れている。でも驚くべきことに、ほとんどすべての栄養士が従い、クライアントにも勧めている一般的なガイドラインが存在する。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
1日を朝食で始める
「これに反対する人はほとんどいないでしょう。朝食は代謝を一気に活性化し、1日を元気に始められるよう燃料を補給してくれる」
ーケイティ・カブート/理学修士、米国認定管理栄養士、米国NHL (アイスホッケーリーグ) チームThe Phillies and the Flyers専属栄養士
ファストフードを制限する
「ヘルシーなメニューを提供しているところもあるけれど、多くのファストフード店で出される量は多すぎるし健康的とは言えない」
ーシェリー・マリー・レッドモンド/米国認定管理栄養士
自然食品を食べる
「シリアルのパッケージにある成分表を見てみて。発音できるのはその半分くらいじゃない?スーパーマーケットではこればっかりよ。過度に加工され、化学的に作り出された食品はやめて、その原材料に直接行くの。パッケージ化された携帯用スナックミックスを買う代わりに自分で作ればいい。ナッツ、ドライフルーツ、そしてポップコーンを入れてもいいわ。栄養価がまったくない野菜チップスよりも、カロリーがちょっと多めでも自然食品を食べて欲しいわね」
ーケリ・グラスマン/米国認定管理栄養士、「ウィメンズヘルス」 寄稿者
空腹感に耳を傾ける
「体が燃料を必要としているなら食べて、タンクが一杯になったら食べるのをやめること」
ークリスティン・カークパトリック/理学修士、米国認定管理栄養士、The Cleveland Clinic Wellness Instituteのウェルネスマネージャー
もっと野菜を食べる
「残念ながら、アメリカは国全体で野菜摂取量が不足している。野菜があれだけ健康に良いことを考えると残念で仕方ない。お皿にもっと野菜用のスペースを作ってみて。カラフルであればあるほど健康的」
ーケイティ・カブート/理学修士、米国認定管理栄養士、米NHL (アイスホッケーリーグ) チームThe Phillies and the Flyers専属栄養士
水分を補給する
「人間は水がないと生きていけないのが事実。1日中少しずつ飲んで喉を潤すのが、自然と失われる水分を補給する一番の方法」
ージョイ・バウアー/理学修士、米国認定管理栄養士、米国NBCのニュース番組「TODAY Show」専属栄養士兼ヘルスエキスパート、NourishSnack創設者
食事をスキップしない
「食事をスキップすると、代謝が遅れる上に後ですごくお腹が空くというダブルパンチを食らうことに。その結果、後で食べすぎたり、本来なら手を出さない不健康なものを食べてしまう」
ージャクリン・ロンドン、理学修士、米国認定管理栄養士、マウント・サイナイ病院のシニア臨床栄養士
必要に応じて間食をするのは悪いことじゃない
「食間に5時間以上開いてしまうなら間食するべき。エネルギーを補給するのと同時に、次の食事で食べすぎるのを防いでくれる」
ーケリ・ガンズ/米国認定管理栄養士、『The Small Change Diet』著者
炭酸飲料は避ける
「砂糖。この一言に尽きる」
ーシェリー・マリー・レッドモンド/米国認定管理栄養士
完璧じゃなくたっていい
「ときどき自分を甘やかすのは、実は全体的にヘルシーな食生活を続けるためには良いこと。クライアントにはいつも、“完璧” じゃない食生活はガチガチに凝り固まった食生活よりずっと健康的だと言っているの。楽しんで。体の声に耳を傾けて、食事のたびに自分に出来るベストを尽くせばいいのよ」
ーケリ・グラスマン/米国認定管理栄養士、「ウィメンズヘルス」 寄稿者
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text:Robin HilmantelTranslation:Ai Igamoto Photo:Getty Images