ベッドタイムの1~2時間前にスナックを食べるなら、これを覚えておいて。
まず、科学的研究が深夜の食事を体重の増加にひもづけていること。就寝直前に食べると眠りにくく、翌日の疲労や大食いに繋がることが分かっている。また、深夜の食事はストレスによるものが多いため、気持ちを楽にするために高脂肪高カロリーの食品を食べすぎることがある。
かといって、恐ろしいほどお腹が鳴っている状態で寝ようとするのも名案ではない。睡眠の質が低下し、翌朝疲労と空腹を感じ、これまた食べすぎてヘルシーな食事プランを台無しにしてしまう。『Blood Pressure Down』の著者でペンシルバニア州フィラデルフィアの認定管理栄養士、ジャネット・ブリル博士のおすすめは、眠気を誘うのに起きた時にお腹の張りを感じさせない、低カロリーなスナックを食べること。
Text: Esther Crain Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images
加工されているのは確かだけど、タンパク質と脂肪でお腹が満たされる上に1食分でたった80kcal。眠気を誘うアミノ酸のトリプトファンも含まれている。
チョコレート味の甘いシリアルは論外。砂糖で目が覚めて眠れなくなり、腹痛も引き起こす。これは消化されやすく、1杯で200kcal以下の全粒粉の複合糖質シリアル (オートミール、コーンフレーク、オートブランなど) に限った話。少量のミルクを加えれれば、トリプトファンとタンパク質も追加で摂取できる。
たった100~150kcalで、トリプトファンによる催眠効果とタンパク質による満腹感が得られる。ヨーグルトには胃を落ち着かせる働きもあるので、胸焼けや消化不良で目が覚めることもない。
ターキーには眠気を誘うトリプトファンがたっぷり (クリスマスディナーの後、とても眠くなるのも頷ける)。同時に、低脂肪で高品質なタンパク質も摂取できる。3~4枚食べても100kcalに満たない。
食物繊維が豊富なリンゴには噛み応えもある。ブリルによると、「ピーナッツバターやアーモンドバターに含まれるタンパク質が、お腹を重たくせずに満足感をくれる」 そう。
これはたまらない。クリーミーなチョコレートプリンは消化されやすいのに、一晩中お腹の中に居座る脂肪を含まない。1カップでおよそ90kcal。
十分な歯ごたえと豊富な栄養。満腹感が長続きするので心地よく眠れる。こんなに優秀なのに脂肪を含まず、1本でたった4kcal。
満足感をくれる食物繊維と催眠効果のあるトリプトファン (それぞれたった100kcalずつ) を含むバナナは、キッチンを片付けた後のスナックには最適。お皿やスプーンを洗う必要が一切ない。
深夜のヘルシースナックをマスターした今なら、あなたもぐっすり眠れるはず。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
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