2回にわたってお届けした薬膳の基礎的な知識と、自分自身に合った薬膳の取り入れ方を踏まえた上で、今回は実践編をご紹介。薬石花房幸福薬局の薬膳担当の幸井由紀子先生に冬に食べたい体の温まる料理を教えてもらった。この一品で体をじんわりと温めて、インフルエンザや風邪を予防しよう。
ラム肉とネギの焼きそば
<材料>2人分
- 焼きそばの麺 2玉
- ラム薄切り肉 120グラム
- ごま油 適宜
- しょうが(せん切り) 1片
- ネギ(斜め薄切り) 1本
- オイスターソース 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
作り方
1.焼きそばは袋から出し、丁寧に手でほぐしてふわりと置いておく。ラム肉は大きければひと口大に切っておく。
2.フライパンでごま油を温め、しょうがを入れる。香りが立ったラム肉を炒め、半ば色が変わったらネギも加えて炒める。
3.肉に火が通り、ネギがしんなりしたらオイスターソースとしょうゆを混ぜる。
4.1の麺を加え、酒か水ほんの少々(小さじ1/2程度)を入れる。ふたをして1分ほど弱火で蒸らしてからふたをとって火を強め、炒め合わせる。
今回使用した食材の効能
ラム肉はエネルギーを補い、からだの中から温める。特に足腰の冷えに効果的。
ネギは発汗で寒さを防ぐ。風邪の引き始めや予防にも良い。
しょうがは冷えをとり、体を温める。咳や風邪にも◎
今回ご紹介した料理には体を温め、風邪を予防することが目的です。
ぜひ冬に試してください。
■お話を伺ったのは…
幸井由紀子(こうい・ゆきこ)先生
国際中医薬膳師。薬石花房幸福薬局にて薬膳部門を担当する他、雑誌等のメディアや飲食店などに薬膳を用いたレシピを提案している。
薬石花房 幸福薬局
https://kofukuyakkyoku.com/
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。