Skin, Sleep, Beauty, Forehead, Comfort, Pillow, Nap, Bedding, Mattress, Bed, pinterest

ダイエットしているのに、ついついお菓子に手が伸びてしまうことはない? もしかしたら、それは「眠り」が関係してしているのかも。体重の増加と睡眠不足の関連性については長年研究されてきたけれど、最新のリサーチでは、毎晩たった20分早く寝ることで、アンヘルシーな食品を食べたい欲求が抑えられることが判明! さらに睡眠の質をぐんと上げることを目指す快眠のためのゴールデンルールもご紹介。アメリカ版ウィメンズへルスが、眠りと食の新しい関係について迫る!

研究者は、推奨睡眠時間より少なめで、平均5〜7時間睡眠をとっている健康な42人を対象に調査を行った。半分の被験者には普段よりも長めに睡眠をとってもらい、カフェインを避け、就寝時には十分にリラックスする時間を設定。空腹感や満腹感を抱えたままベッドに入るようなことはやめるように指示。残りの被験者には、通常通り少なめの睡眠時間を続けてもらった。

結果、前者のグループの86パーセントが平均で21分睡眠時間が増加し、砂糖の摂取が10グラムも抑えられた。これはチョコレートバーやケーキの半分の量に値する。炭水化物の摂取量も同時に減少が見られた。

この研究が行われたキングス・カレッジ・ロンドンの栄養科学科のウェンディ・ホール医師は、以下のようにコメントしている。「睡眠時間を少し長く設けることで、遊離糖(free sugar)の摂取量が抑えられる。遊離糖とはメーカーや家で食品に添加する単糖類や二糖類のことで、蜂蜜やシロップ、果物ジュースにも天然に存在する。睡眠と食のシンプルな工夫は、よりヘルシーな食事をするために役立つかもしれない」
来年こそ体重を落としたい、もう少しヘルシーな食習慣を心掛けたいと目標を掲げているならば、まずは睡眠時間をコントロールすることから始めてみて。

イギリスの寝具会社イヴ・スリープにより委託された最新の報告書によると、良質な睡眠を確保するためにとっておきのルールがあるのだとか。

今日からすぐ出来る! 快眠をいざなう「ゴールデンルール9」

1. 目を閉じる37分前までにはスマートフォンを閉じる。
2. 午後10時39分にはベッドに入る
3. 寝室の温度は16.1°Cに設定(*)
4. 清潔な寝具で寝る
5. 寝室は暗くする
6. 寝室をきれいに整理整頓しておく
7. パジャマを着用する
8. 電子書籍以外の本を読む
9. 右側を向いて丸くなる。脚も同様に

*環境によって適温が異なります。寒冷地や寒さを感じる場合は、適宜調整ください。

※この記事は当初ネット・ドクターに掲載されました。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズへルスから翻訳されました。



Text: Jenny CookTranslation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。