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これほどまでにヘルシーフードがはやっていると、どれが本当にヘルシーなのか分からない。でも、現実には “ヘルシーフード” の多くに、従来の食品と同等か、それ以上のカロリーや糖が含まれている。今回は、今週末のブランチや買い出しで避けるべき、4つの “ヘルシーフード” をご紹介。

スムージーボウルには、シュガーシロップをかけたドーナツ数個分の砂糖とカロリーが含まれていることもある。歯応えのいいグラノーラ1食分は、なんと平均597キロカロリー。アガベシロップに含まれる果糖は、白砂糖より80~90パーセント多い。

「ここ数年、スーパーで売られているヘルシースナックのオプションは劇的に増えた。でも、“オーガニック” とか “オールナチュラル” とか “砂糖不使用” といった表示にだまされないで」と警告するのは、栄養士のリン・グリーン。

「ハチミツや人工甘味料がたっぷり入っていて、従来の食品と同じくらいか、それ以上のカロリーと糖を含むヘルシーフードは多いから」

グラノーラ

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平均597キロカロリー、脂質28グラム、糖24グラムという市販のグラノーラには、非常に甘いものが多く、砂糖をまぶしたチョコレートケーキ(糖平均26グラム)を食べるのと大して変わらない。むしろオススメなのは、タンパク質、必須ミネラル、ビタミンB群が豊富なBuckinis(活性されたソバの実を含むフルーツシードパック)。糖の量は増やさずに、スムージー、シリアル、おかゆに歯応えを出すにはピッタリ。

アガベシロップ

GI値が低いため、ヘルシーな代替品として知られるアガベシロップは、通常ハチミツや砂糖の代わりに使われる。でも、実際には大さじ1杯で60キロカロリーもあり、果糖の量は白砂糖より少なくとも80~90パーセント多い。果糖は、フルーツや野菜にもともと含まれるものだけれど、摂りすぎれば、肥満や血中悪玉コレステロールの増加につながるインスリン抵抗性を引き起こすことがある。

ジュース

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フルーツを搾ってジュースにすると、自然食品に含まれる食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がすべて抜き取られてしまう。食物繊維が排除されていると、フルーツにもともと含まれる果糖が消化後の血糖値を上げやすくなる。食物繊維は体内で分解・吸収されない炭水化物なので、満腹感を持続させ、血糖値を下げてくれる優れモノ。フルーツや野菜の栄養分をキープしたいなら、ジュースよりスムージーの方がいい。

スムージーボウル

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インスタ映えはするけれど、カフェで売られているスムージーボウルには、フルーツジュース、フルーツピューレ、人工的に甘くされたヨーグルトが使われており、1杯で490キロカロリーと糖67グラムを摂ることになる。でも、フルーツと野菜を本来の形でバランスよく使えば、素晴らしい栄養の供給源になるし、タンパク質源を加えれば、血糖値の上昇を大幅に抑えられる。これで結果的に、脂肪を蓄積するインスリンというホルモンのレベルが下がる。


※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lyn GreenTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。