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これで深刻な病気の前兆すら見つけることができるそう。ガイドに従って、じっくりチェックしてみよう。

爪床に黒い線がある場合

皮膚がんの危険性を示すのは大きなホクロだけではない。この病気は爪の中でも発症する。ニューヨーク市の皮膚科専門医アリエル・オスタッド医学博士によると、黄色っぽく、茶色または黒い線は、皮膚がんの中でも最も恐ろしい黒色腫による細胞ダメージのサインかもしれない。

早期発見と治療によって95%のケースは治癒が可能なので、皮膚科専門医にも診てもらおう。

明るい白い線がある場合

時々、爪に白い斑点が現れることは誰にでもある (引き出しに爪を挟んだ時など)。でも、爪の表面が変色して長い帯状の水平線を作っていて、最近疲れを感じる場合は、腎臓に問題があるのかも。

オスタッド医師によれば、「この帯は、腎臓が尿からタンパク質を取り除くことができていないことを示すサインかもしれない」。あなたがチキンフィレを食べるよりも早いペースで体がタンパク質を失っているので、腎機能不全に陥る可能性がある。すぐに病院で尿検査を受けよう。

脇の下

皮膚がザラザラして黒い場合

日焼けサロンに通っていない限り糖尿病の可能性を指摘するのは、WebMDのチーフ医療編集長のマイケル・スミス医学博士。血流中を過剰なインスリンが流れ、肌細胞を異常な速さで増やしているため、皮膚組織とメラニンの蓄積を引き起こしている。

このため皮膚が黒く、分厚い感じになる。スミス医師によると 「脇の下、首、脚の付け根に起きるのが最も一般的」。糖尿病は簡単な血液検査で分かるものだけれど、2,400万人ものアメリカ人患者のうち約4分の1が診断を受けていない。

まぶた、ひざ、ひじ

白いロウのような、小さくて柔らかいしこりがある場合

これがニキビじゃないのは良いことだけど、コレステロールの沈着物であるのは悪いこと。

残念ながら、「これが現れる時には既にコレステロール値がとてつもなく高くい状態になっているだろうから、心臓疾患の深刻なリスクがあると言える」。でも、コレステロール値を10%下げるだけで、その危険性を3分の1にすることができる。

病院でコレステロール値を調べてもらい、レベルを下げるための生活習慣の変化や処方箋に関するアドバイスをもらおう。

頭皮

髪が細くなった場合

排水口に詰まった髪でウィッグが作れそう? 過度の脱毛は、アメリカ人女性の約10%が抱える甲状腺疾患によくあるサイン。

甲状腺 (首の中心にある腺) が正常に働かないと、男性女性の性ホルモンバランスが乱れる。米国アトランタの開業医サンドラ・フライホファーは、その結果ブラシに絡まる毛束が増え、粗くもろい髪になると説明する。

病院の検査の結果、血中の甲状腺刺激ホルモン量が多すぎたり少なすぎたりすれば、薬を飲んで調整する必要がある。

頭皮が脱皮している場合

皮膚片によって肩が真冬のアルプスのように真っ白になるのは、To-Doリストのせいかもしれない。「ストレスを抱えすぎると、体はコルチゾールというホルモンを過剰に生成する」 とオスタッド医師。「コルチゾールは免疫システムと代謝に大損害を与える (風邪を引きやすくなり体重が増える) だけでなく、頭皮も乾燥させる」。ドラッグストアのフケ用シャンプーでフケは治まるが、永遠と肩に雪を降らせたくなければ、もっと寝て、深く呼吸し、ギュウギュウに詰まった予定を減らすこと。

お腹

濃い黒い毛 (またはヒゲ) がダイヤモンド型に生えている場合

ホビット族の一家を隠せるほどの茂みがある? 米国テキサス医科大学の産婦人科医パメラ・ベレンズ医学博士は、おへそから上に向かって (恥骨上部から下に向かってではない) 濃く粗い毛が広がっている場合、多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS) の可能性があると言う。

アンドロゲンの生産過剰によって引き起こされるこの疾患は、生理不順、重い生理、体重増加を引き起こし、腹部、顔、胸、背中に濃く黒い毛を生やすこともある。10人に1人の女性が抱えるPCOSは、不妊症や心臓疾患といった深刻な問題のリスク要因。

このような症状が見られるなら産婦人科医の診察を受けること。ホルモンバランスを整えるために避妊ピルを処方されるかもしれない。

白色、黄色、オレンジ色のコーティングが見える場合

フライホファー医師によると、舌が明るい色のドロッとしたもので塗られたように見える場合、寝ている間に吐いている可能性がある。通常、食道の付け根にある一方通行の弁のおかげで一度入った物は出てこない。この弁が自然と開くと酸の逆流が起こり、胃の中身が喉に向かって駆け出すので、舌が消化の酸に覆われ、息がゴジラ並みに臭くなる。

市販の制酸薬を飲むか、酸っぱくて辛い食べ物を避けることで大抵の逆流は治る。改善しなければ、医師に相談しよう。胃酸の生成を抑える薬が必要かもしれない。

目の下のくまが消えない場合

ラジオ局で深夜の仕事を掛け持ちしている場合はともかく、目の下の濃いくまの原因はアレルギーかも。

オスタッド医師によれば、これは体の連鎖反応。アレルギー源が体に侵入すると、それに対抗しようとヒスタミンが分泌される。ヒスタミンは、血液とその他の液体で血管を膨張させる。すると、肌が最も薄い部分に黒いパッチができるという仕組み。

肌テストを受ければ、この症状を引き起こしているアレルギー源が特定できる。

眼球に黄色っぽいコブがある場合

珍しい目のニキビができたのではない。目の白い部分にできた小さなコブは、瞼裂斑 (けんれつはん) と呼ばれる無害なもの。ニューヨーク市のMetropolitan Vision Correction Associatesの検眼医トレイシ・ゴールドステインいわく、これは 「日差し、風邪、ホコリによるダメージでコラーゲンが異常増殖しただけ」

潤滑点眼液で目を潤し、外に出る時は必ずサングラスをかけてコブが大きくなるのを防ごう (紫外線A波B波の両方を100%カットするサングラスを選ぶこと)。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Paige Greenfield Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images