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身体にもうれしい効果アリ!

世の中には、キムチやコンブチャなどたくさんの発酵食品がある。ただの流行りで終わってしまったものもあれば、定着したものも。こんなにも発酵食品が人気なのは、その独特な味だけでなく、いわば「食べられる善玉菌」だから。しかも、発酵食品を食べることは、健康にも効果があるだけでなく、ムリなく続けられる。

「発酵というプロセスを経ることで、食物は事前消化が行われる。さらに発酵によって数週間、数ヶ月、場合によっては数年も長期保存ができる」とホリー・デービス。ホリー・デービスはIku Wholefoodの共同創業者であり、シェフでもあり教師。デービス氏は、著書「Ferment」の中で、この健康食品の流行となぜ身体が発酵食品を食べると喜ぶかについての考えを共有している。

発酵は、ピクルスや酢漬けと言われることはあるが、必ずしもピクルスや酢を使ったものが自然に発酵しているわけではない、とデービス。市販のものを買うときは、発酵と書かれているものを探すようにして、殺菌されていないものを選ぶようにとアドバイスする。

1. 発酵食品は体重にも効果がある

現在の研究では、体内の常在菌の遺伝子は体重のコントロール、免疫システムの調整、呼吸器系、消化器系などにも影響するだけでなく、食べた物の栄養素の吸収にも関係している、とデービス氏。

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2. 発酵食品はビタミンの吸収を助ける

腸内の善玉菌はビタミンB3、B5、B6、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12、ミネラルの吸収を助けるビタミンKの生成を促してくれる。さらに、病気の予防や、消化を助けたり、薬を代謝したり、新陳代謝に影響を与えたりする。

どんな食品でも発酵させることはできるが、発酵に適していないものもある。たとえば、生のジャガイモやルバーブの葉には毒がある。それからブロッコリー、キャベツ、ケール、芽キャベツなどのアブラナ科のものも甲状腺腫を誘発する作用がある。甲状腺機能を抑えてしまう効果は発酵させてもそれは変わらないので発酵には向かない食材、とデービスは説明する。

3. 発酵食品はおいしい

食事の面でも、消化の面でも発酵食品を取り入れるのはよいこと。たとえば、飲み物や調味料として少量を使ってみても。

発酵食品を取り入れたある日のメニューの例はこちら。

朝食:卵と葉物野菜にキムチを添えて。

間食:オートミールのパンケーキに発酵クリームと発酵アプリコット

昼食:フェタチーズを乗せたグリーンサラダに発酵ドレッシング

間食:栗とカボチャとアーモンドのおにぎりとケフィアヨーグルトドリンク

夕食:魚の塩漬けとキュウリのピクルスと大根の醤油漬け

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Iantha Yu Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images