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体のカーブを気にしているなら、その体型を喜んで受け入れるべき理由がここにも一つ。骨盤やお尻が大きな女性の心臓発作、脳卒中、そして2型糖尿病のリスクは、腹部に脂肪を貯蓄した女性よりも低いことをドイツの研究が明らかにした。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

この文献の筆頭執筆者であるノルバート・ステファン博士は「標準体重の人であれば、体の真ん中ではなく下半身でその重さが支えられるよう、リンゴ型より梨型の体型の方が好ましい」という。

「臀部と太ももは、脂肪が血中に入って臓器に達するのを防いでくれる脂肪の“安全貯蔵庫”だよ」

細胞代謝医学誌が発表した、2型糖尿病と心血管疾患を発症するリスクが高いとされる981名に対して行なわれた実験では、骨盤が小さく太ももが細い人により高い危険性があることが分かったそう。

「臀部と太ももの脂肪は、内臓脂肪と呼ばれる腹部の脂肪とは大きく異なる。梨型体型の場合、臀部と太ももがスポンジのように動き、脂肪細胞内に貯蓄された脂肪も大した悪さは出来ないんだ」

体の中央に脂肪が蓄積していると、同量の脂肪が他の部位に蓄積されている場合よりも病を引き起こす危険性が高くなることを示す研究が増加している。これを受けてミネソタ州のメイヨー・クリニックは、身体容積測定器(BVI: Body Volume Indicator)という身体組成を測る新たなシステムを発表した。腹部の容積を考慮に入れたことで、旧式のBMI測定器(肥満度指数計)よりも効果的なシステムだとされる。

https://www.womenshealth.com.au/article/health/having-a-big-bum-is-good-for-your-health

Text: Clare Baxter Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images