スキニーアイドルを卒業して自分らしさを取り戻したヒラリー・ダフの全力投球ハッピーライフ

13 May 2018

スキニーアイドルを卒業して自分らしさを取り戻したヒラリー・ダフの全力投球ハッピーライフ

栄養失調、マスコミのプレッシャー、離婚……それでも彼女が笑顔なのはなぜ?

スキニーが良しとされる時代が、終わりを迎えようとしている。

海外の雑誌カバーをチェックすれば、これが真実であることは一目瞭然。フィットネスを仕事とするプロだけでなく、ハリウッドの女優や有名モデルたちも、こぞってカーヴィな体の魅力を語るようになった。

勘違いしてほしくないのは、必ずしもムキムキである必要はないこと。まずは、自分が生まれ持った体を大切にしなければ何も始まらない。それを証明するために、これまでにもウィメンズヘルスは、スキニーモデルからプラスモデルへの転身を果たしたリザ・ゴールデン=ボージャニ、ミス南アフリカコンテスト出場後に体重を増やして本当のヘルシーを手に入れたマルシェル・ホプキンスといった女性たちに焦点をあててきた。

そして、今回みんなの背中を押してくれるのはヒラリー・ダフ。アイドルとしての全盛期には、ローリングストーン誌の “今年最も輝いた10代” に選ばれ、その後も女優や歌手として活躍。彼女に憧れて育った人も多いのではないだろうか。

そんなヒラリーも今では30歳で1児の母。昔のようにスキニーじゃない。だけど彼女は前向きな姿勢を崩さず、「今の身体でスーパーハッピー」だと語る。それは一体どうして? 


栄養不足で過ごした華やかな10代

 

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ディズニー・チャンネルの海外ドラマ『リジー&Lizzie』の主役に抜擢され、13歳という若さで一躍スターダムへと駆け上がったヒラリーは、10代のほとんどをアンヘルシーな体で過ごした。彼女の身長は154㎝。英Daily Star誌によると、17歳の時には44kgと標準体重以下、18歳の時には手の指がつるほど栄養不足だったという。

それでも彼女は女優から歌手や作家へと活躍の場を広げ、ティーンからの圧倒的な支持を得た。「同世代の女性から羨望の眼差しを浴びれば、この姿が受け入れられる。この姿をキープしなきゃ」と自らプレッシャーをかけることになるのは当然。

当時を振り返り、彼女は米HEALTH誌とのインタビューの中でこう語っている。「取りつかれたように口に入れるものすべてを気にしていた。細すぎたし、可愛くなかった。本来の自分とは違う誰かになりたいという絶え間ないプレッシャーを感じていた自分に今では後悔している」。

20代になってもスリムな体型を維持し続けた彼女だが、私生活に大きな変化が訪れる。


初心者ママへの容赦ないプレッシャー

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2010年、ヒラリーは元アイスホッケー選手のマイク・コムリーと結婚し、翌年に妊娠。2012年には、ファッションマガジンStyleBistroの“読者が選ぶベストマタニティスタイル” に選出される。 同年3月、長男ルカ君を出産したヒラリーは、当時のツイッターで 「夫婦そろって大喜び! 世界一幸せな両親だと思える」 と興奮を伝えた。 彼女がインスタグラムを始めたのは出産後。今日も900万人以上のフォロワーが彼女の子育てを見守っている。

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でも有名である以上、周囲の批評は免れない。米HEALTH誌によると、「スタイルを取り戻すのに1年半もかかったことで、みんなに超叩かれた」 という。

しかも、「母親というものを必死に学ぼうと15日間家に引きこもり、一歩外に出た瞬間に “ヒラリー・ダフが産後の体を公開!” なんて書かれる始末。何も公開なんてしてないわよ、雑用に走り回っているのよって感じだった。最近は、女性にのしかかるプレッシャーが大き過ぎる」 と苦悩を明らかにした。


過酷な産後ダイエット

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2~3週間にわたって1日おきに1時間のボクシングを行い、近所の丘を走って5kg以上減らしたというヒラリー。でも、Daily Star誌は、彼女が最終的には週3でジムに通えば体が戻るという迷信を捨て、ゆっくりと自然に体重を落とすことに決めたと報じた。

それに対しヒラリーは、「これが私の身体。もともと作りが丈夫で、この身体が成し遂げてくれたことに心から満足している。妊娠中も、この上なく健康で強い身体を維持できたしね」とコメント。

これにて一件落着、と思いきや、さらなる試練が彼女を待ち受けていた。


離婚に屈しないメンタリティ

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2014年にヒラリーは夫と別居、その2年後には正式に離婚している。TMZ誌によると、離婚の原因は価値観の違い。「マイクと私は出会った時からお互いに夢中だった。本当に結婚したくてした。11か12歳で働き出したから、若いうちに結婚するのが正しい選択だと思っていた。もしかしたら、違ったのかも。ビターなことを言うつもりはないけど、人は誰かと一生を共にするべきものなのか分からない。長く付き合っていると、どうにもならないようなことが起きるから」と、米コスモポリタン誌に離婚後の心境を語っている。

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離婚後、ヒラリーは、2歳半のルカ君を連れて、仕事のためにニューヨークへ移った。扶養と育児をマイクと分担して行うことにはなっているが、彼女は事実上シングルマザー。セレブならお金もあるし、ベビーシッターを雇うこともできるのは確か。それでも、彼女の職業を考えれば決して楽なことではないはず。

 

離婚で傷付いたのは間違いない。それでも彼女はキャリアと子育てに一生懸命だし、今ではそんな生活を楽しむ余裕すらうかがえる。その証拠に彼女のインスタグラムには笑顔にあふれるヒラリーの姿がいっぱい。世間の評価を気にして不健康な生活を送り、ママになってもダイエットに励み、いつも自分を追い込んでいたヒラリーは、もういないような気がする。

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「参ったなぁ、30歳。みんな誕生日メッセージをありがとう。昼間からグルテン食べてワインも飲んじゃったよ」

 

基本的にインスタでは多くを語らない彼女だが、昨年8月には堂々とセルライトを公開し、ボディイメージに関して珍しく積極的にコメント

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「ウェブサイトや雑誌が“セレブの欠点”を見つけ出すのが好きだから、私からも提供します! 私の身体は5年前、ルカという人生で最も素晴らしい贈り物を授けてくれました。この9月に30歳になる私の身体は健康で、するべきことをさせてくれています。女性のみなさん、自分が持っているものに誇りを持ち、自分が違えばよかったのに、もっとこうならよかったのに、欠点がなければよかったのにと願って貴重な時間を無駄にするのはやめましょう」

 

ヒラリーは、身体的にも精神的にも華奢な自分を卒業したようだ。新たなボーイフレンドやルカ君の存在が、彼女を笑顔にするのは当たり前。でも、自分の体に感謝し、ありのままのスタイルを受け入れたからこそ、彼女の人生は今日も心底ハッピーなのかもしれない。

Photo:Getty Images Text:Ai Igamoto

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