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ヘルスコンシャスな人なら一度は耳にしたことがあるはずのケトン体ダイエット。実はハル・ベリーも実践中。そう、51歳の彼女は、“ケトン体ダイエットの生活習慣” で2型糖尿病をコントロールし、抜群のスタイルを維持しているのだとか。

自身のインスタグラムでは、「ケトン体ダイエット中心のライフスタイルには、減量 (出産後のお腹を凹ませたのもコレ)、食欲の調節、活力とメンタルパフォーマンスの向上といった数々のメリットがある」 とつづっている。「2型糖尿病を回復に向かわせることができるかもしれないし、体の耐久性が高まり、肌が元気になってニキビも減る。偏頭痛のコントロールにも役立つ!」 という。

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大人気の食事プランって厳密には何?

オーストラリア栄養士協会の広報で公認管理栄養士のニコール・ディナンがウィメンズヘルスに語ったところによると、「ケトン体ダイエットは、脂肪をエネルギーの主な供給源とする一方で炭水化物を厳しく制限し、タンパク質は適度に摂取する食事法」。

「体は脂肪をエネルギーとして分解し、それが “ケトン体” と呼ばれる酸の蓄積につながる。このプロセスは “ケトーシス” として知られており、体がケトーシス状態に入ったら、炭水化物の摂取量を1日5グラム以下に減らす」。

ハルの場合はこんな感じ…...

ハルは1日4回食べており、定番のケトン体レシピをインスタグラムで頻繁にシェアしている。通常、彼女の1日は、ビートジュースと健康食品ブランド「Purium」のサプリメント「Scoop of Greens」で始まる。ランチには、ボロネーゼソースを絡めたひとつかみのさやいんげん。

チーズと春玉ねぎを詰めたチェリートマトをスナックにし、ディナーには焼き魚、オリーブサルサとマッシュドカリフラワー。

「パスタや砂糖が入ったものはほとんど食べない。お肉ベースの食生活よ」 とPeople誌に語っている。「お肉は食べる。鶏肉、牛肉、それと大量の野菜もね」。

アメリカの朝番組『Live! With Kelly and Ryan』に出演した際、この食事プランが彼女の糖尿病にも効果的であることを打ち明けたみたい。

「一日中良質な脂肪を摂っている。アボカド、オイル、ココナッツオイル、それにバターも使うけど、砂糖は何も持っていない。脂肪を燃やすように再教育されれば、体は常に脂肪燃焼モード。これこそが (ケトン体ダイエットの) 秘密」。

しかも彼女は、この食事プランをうまくアレンジして、10歳のノラちゃんと4歳のマルコくんが受け入れやすいようにしているそう。

「子どもたちは、ズッキーニを半分にして中に具を詰めたものが大好き。ベイクドポテトの代わりにね。それはもう大好きよ」。

でも、この流行に飛び乗る前に専門家に相談すること。2型糖尿病のような既存の病気がある場合は、それが特に重要。

「ケトン体ダイエットを始めることにするのなら、臨床的な管理下で。つまり、公認管理栄養士などの専門家のガイダンスに従って行うべき」 とニコールは語る。「そして例のごとく、栄養に関して言えば、誰にでも合うフリーサイズのアプローチはないことを覚えておいて」。

※この記事は、オーストラリア版をメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lauren WilliamsonTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。