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防げる抜け毛だってある。
最近、恐ろしいほど髪が抜ける？　米国脱毛協会によると、脱毛に悩む人の40％は女性。でも、結論を急ぐ前に知っておきたいのは、食生活やヘアスタイリングの習慣が抜け毛の量に関係すること。健康でボリュームのある髪を保つために、専門家の認可を受けたアドバイスに従おう。

頭皮をマッサージする

Philip Kingsley Haircare設立者で毛髪学者 (頭皮と髪の健康を専門に研究する) のフィリップ・キングスリーによると ｢頭皮マッサージは、頭皮を刺激して角質を取り除くので、健康な髪の成長を促進する｣。指の腹を使い、髪の生え際から後頭部までシャンプーを頭皮にもみこんで。この動きで血の巡りが良くなり、毛包が刺激されて成長が進む。

マインドフルなブラッシングをする

｢髪をグイグイ引っ張るブラシを使うと、髪が毛包から抜けてしまう｣ と注意を促すキングスリーはこう続ける。｢繰り返されれば、髪を永遠に失うことになる｣。髪をいくつかのセクションに分け、常に (根元ではなく) 毛先からブラッシングすること。

濡れた髪は慎重に扱う

｢髪が一番もろく切れやすいのは、髪を守るキューティクルが少し開いている濡れた状態｣ と語るのは、ニューヨークTrue ＆ Dorin Medical Groupの育毛医ロバート・ドリン。髪をとかしたりポニーテールにしたりするのは、髪が完全に乾いてから。

ロサンジェルスのセレブヘアスタイリスト、ジル・クロスビーのアドバイスは ｢切れ毛の原因となるタオルターバンで髪を包む代わりに、タオルで髪を軽く叩いて余分な水分を吸い取る｣ こと。

紫外線にさらすのを控える

ドリンによると ｢大量の紫外線は髪のタンパク質であるケラチンを破壊するので、弱く元気のない髪になる｣。出来るだけ日陰を探すだけでなく(一年中！)、日光を浴びる前には紫外線から髪を守るヘアスプレーの使用を勧めている。

タンパク質をもっと摂る

キングスリーによれば ｢髪はタンパク質からできており、毛の一本一本を作る細胞は、体が生成する細胞の中で二番目に成長が早い｣ そう。｢でも、髪は生命の維持に必要な組織ではないので、食事からの栄養分は最後にしかもらえない。だから栄養不足になると、大抵過剰な抜け毛が見られるもの｣。1日2～3回はプロテインを含む食事 (鶏肉、魚、卵、低脂肪ギリシャヨーグルトなど) を取るようにしよう。

長持ちするスタイリング剤の使用をやめる

ドリンは、髪をハードに固める商品はアルコール含有量が高く、髪を乾燥させると警告する。ブラッシング後、髪に残った残留物は切れ毛の原因になってしまう。｢ブラッシング時に摩擦を引き起こさず、キューティクルの水分を保持するソフトなスタイリングクリームを使ってみて｣

シャワーの温度を下げる

髪は1日50～150本抜けるもの。シャワー中も抜けて当然だけど、熱いシャワーは無駄な抜け毛を増やしてしまう。ドリンによると ｢熱いお湯は髪本来の油を剥ぎ取ってしまうので、油の分泌を遅らせまいと頭皮の毛穴が過度に働くことになる。これが毛根を傷つけ、さらなる抜け毛を引き起こす｣

皮膚科を訪問する

抜け毛の原因が単に日常的な悪習慣ではないと思うなら、まず皮膚科医に相談して適切な治療法を探すこと。例えば、キングスリーの3ステップ療法であるTrichotherapyは ｢脱毛をあらゆる角度から解決するもの。育毛剤やプロテインスプレーの使用といった外側からの治療、そして髪特有のニーズを考慮して開発されたサプリメントによる内側からの治療を組み合わせている｣。また、数年前に発売されたWomen's Rogaineは、ミノキシジル (抜け毛治療に使われる薬剤) を5％配合したフォーム。頭皮に浸透して髪の成長を促す。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text：Shannon Farrell　Translation：Ai Igamoto　Photo：Getty Images