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多くの女性にとって、髪は自分を象徴する重要な体の一部。だからこそ、髪が抜けるのは本当に大問題。以前にも抜け毛の主な原因と対策を扱ったウィメンズヘルスが今回焦点を当てるのは、ホルモンによる抜け毛。

ホルモンによる抜け毛とは

産後の抜け毛と同様、これも休止期脱毛の一種。このタイプの抜け毛を引き起こすのは、医学的なホルモンバランスの乱れ (甲状腺系の疾患を含む) かトラウマ的な出来事 (手術や大幅なダイエット) のどちらか。いずれにせよ、エストロゲンやプロゲステロンといった髪の成長を促すホルモンが急激に減少し、スイッチを切ったかのように、髪が一斉に休止期に入る。この状態は最長7ヵ月続き、その間、抜けた部分から髪が生えてくることはあまり期待できない。

どのように抜けるのか

頭皮のあらゆる場所で髪が抜けるので、全体的に薄くなる。ポニーテールが細くなったことにも気付くはず。

対処するには

オハイオ州のクリーブランドクリニック所属の皮膚科専門医メリッサ・ピリアン医学博士によると、十分な運動、瞑想、そして健康的な生活を心掛けることが最善の治療薬。「このような習慣が、体を本来の状態に回復するのを助けてくれる」。つまり、毛包が再び規則正しいスケジュールで働ける状態になるということ (絶対ではないが、これで脱毛期間が半分に短縮され、7ヵ月から3ヵ月になるかもしれない)

また、(トラウマ的経験に起因しない) 医学的なホルモンバランスの乱れが原因で始まった休止期脱毛には、根本的な問題を解決するために、医師がプロゲステロンや経口避妊薬といったホルモン調節用の薬を処方することもある。

抜け毛の原因が何であれ、複数の脱毛要因に対処できるミノキシジルとサプリメントは非常に有効なオプション (このタイプの抜け毛には複数の要因が絡んでいる可能性があるため)

※この記事は当初、ウィメンズヘルス2017年3月号に掲載されました。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:PRIYA RAO Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images