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多くの女性が一番のアクセサリーだと考えるのは髪。最高のコンディションを保つために誰もが苦労を惜しまないのもうなづける。でも、数ヶ月に一度はシャンプーを変えてみたり、コンディショナーを髪全体にもみこんだりという、ごく一般的な方法が実は利益以上に害をもたらしていることをご存知?

何が本当で何がでたらめか、トップスタイリストが分析。

迷信1: 定期的に毛先を整えてもらえば、髪が早く伸びる。

真相: ニューヨーク市のSally Hershberger Downtown Salonの人気スタイリスト、ジェ・カーデナスによると、髪は通常4週間で1.2㎝ほど伸びる。でも、2週間ごとにカットしたところでそのスピードが早くなるわけではない。ただ、「6~8週間ごとに毛先を整えるのは、ヘアスタイルを維持し毛幹が枝分かれするのを防いでくれる」 と言うのは、ニューヨーク市のBumble and Bumble Salonのシニアスタイリストで教育長のニコール・チチョッキ。じゃあ、髪を伸ばすコツは? 実は、食べる物が大事。タンパク質とオメガ3脂肪酸を豊富に含む食事を心がけよう。

迷信2: 白髪を抜くともっと生えてくる。

真相: 目立つ白髪を抜いたって、10本生えてくるわけではない。でも、これが毛嚢を傷つけ、そこから毛を生えにくくしてしまうののは事実。「白髪を抜いて部分的にハゲてしまったクライアントを何人も見てきた」 というカーデナス。「だからやっちゃダメよ!」

迷信3: ヘアケア商品には免疫ができる。

真相: 「髪は環境だけでなく、湿度など季節的な気候の変化の影響も受ける」 と語るのはチチョッキ。「しかも、大衆向けのヘアブランドは毛幹に蓄積するシリコンなどの成分を大量に使っている」。始めのうちは、これらのコーティング成分が滑らかで艶やかな髪を演出してくれるものの、何度も使っているうちに髪が弱々しくなってくるそう。蓄積した余分なヘアケア商品を取り除くため、一週間に一度はクレンジングシャンプーで毛幹をキレイにしよう。

迷信4: 髪が濡れたまま寝るのは良くない。

真相: 怠けたって全く問題ない。ただし、濡れた髪をポニーテールやお団子できつく縛って寝るのは切れ毛の原因になるので避けること。正しいヘアケア商品さえ使っていれば、寝ている間に髪を強くできるのも朗報。余分な水気を拭き取り、洗い流さないコンディショナーを使用するのがカーデナスのおすすめ。

迷信5: コンディショナーは根元から毛先まで使う。

真相: コンディショナーは少量で充分。カーデナスによれば、シャンプーで頭皮を集中的に洗い (ヘアケア商品が蓄積する場所であるため)、少量のコンディショナーを毛先にもみこめばOK。チチョッキのアドバイスは、髪を掴んで両手を強く擦り合わせ過ぎないようにすること。キューティクルをザラザラにし、毛幹にダメージを与えてしまうそう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Tiffany Ayuda Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images