寝る前の5分間は、快眠へのゴールデンタイム！
ベッドに入ってもなかなか眠れず、気づいたら朝……。寝不足の朝を迎えると、その日はずっとブルーな気分に。睡眠の質を高めて、朝スッキリ目覚めるためにはどうすればいいの？
「ベッドに入ってもなかなか寝つけない、よく眠れたという実感を持てない、といった人は、眠るための準備ができていない可能性があります」と話すのは、JCHO東京新宿メディカルセンターの医師で、ヨガインストラクターとしても活躍する石井正則先生。寝る直前までテレビを見る、パソコンを使う、ベッドに入ってからもスマホをいじる、などの行動は、脳や体を興奮させるため、不眠の原因になるという。
「本来、寝る前の5分間は自律神経がゆるみやすく、瞑想に近いリラックス効果を得られるゴールデンタイムです。この5分間にきちんとリラックスすることが、良質な睡眠につながります」（石井先生）
就寝前におすすめのリラックス法は、5分程度で再生が終わるよう好きな音楽をかけ、ベッドで仰向けになって、深い呼吸を意識する方法。
「呼吸は、鼻から吸って、鼻からゆっくり吐く腹式呼吸で行ってください。ゆっくり吐く腹式呼吸によって、副交感神経が優位になって眠りにつきやすくなります。音楽は呼吸のリズムに合った心地よい曲だと効果的です。私のおすすめの曲は、Deva Premalというドイツの歌手のアルバム『Love is Space』の中にある“Om Namo Narayama”。呼吸のリズムがもっとも楽に理想的にできる曲です。歌詞の『オム』で吸い、『ナンモ』で止めて、『ナラヤナーヤ』で吐く、メロディーに合わせてこれをくり返します」（石井先生）
さっそく今日から始めて、最高の目覚めを手に入れて！
Text:Mayo Yasuda
