アメリカの人気テレビ番組『Good Morning America』の気象学者ジンジャー・ズィーは、チャリティーマラソンに向けた準備を開始。しかし、思わぬ怪我が彼女を襲う……。
『Good Morning America』のお天気キャスターであるジンジャー・ズィーは、アメリカ版ウィメンズヘルスのチャリティーレースRUN 10 FEED 10を主催し、自らも出場する予定。彼女とトレーナーのマーク・ランゴウスキは、この10キロマラソンに向けたトレーニングの様子を記録にまとめてきた。今週は、どんなトレーニングをしたんだろう?
10キロマラソンに向けて準備するのが大変であることは、今の時点でハッキリ分かっている。それでも私は、レースを見事に走り切るという目標を楽観的に考えながら、今週の練習を始めた。
例のごとく日中も夜間も働いていた割には、トレーニングは上出来。月曜日はアークトレーナー (カーディオマシン) を強度25で30分 (最近はいつも映画『ナポレオン・ダイナマイト』を観ながらやってる。妙なことに効果あるのよ!)、火曜日はマークと一緒に全身ワークアウトを行った。彼は、私の古傷をサポートする体の部位に重点を置き、最も必要なパーツを強化してくれる。水曜日はサイクリング、木曜日は再びマークとトレーニングし、金曜日は体を休めた。
そして土曜日には10キロを完走! 1マイル8分15秒以下のペースで、休憩を挟まず一気に走った。太もも同士がちょっと擦れて、変な感じがしたけど (これってランナーには付き物なの?)全体的には満足でスゴイ達成感! トレーニングは3週間残っているけど、今すぐにでもレースに出られそうな気がした。自信満々で大喜びしながら、私は自宅に戻り、ストレッチをして、夜はしっかり眠った。
ところが日曜の朝、目が覚めるとろくに歩けもしない。どこが痛かったかは説明しがたいけど、古傷がないほうの脚で、股関節の内側。バービー人形の脚が取れちゃったとして、それを付け直すあたり。それはもう強烈な痛みで、足を引きずり一歩踏み出すたびに縮み上がった。
正直、これには本気でガッカリ。これほどランニングで苦労したことはなかったしね。それにしてもゴールがあって本当に良かった。体を休め、RUN 10 FEED 10に出るためには何だってする。不安だけど、この決意は変わらない。来週はすべて順調に運び、回復できますように!
トレーナーのコメント
10キロ走った翌日、ジンジャーがひどい痛みを訴えた時は死ぬほどショックだった。長引く怪我がある場合、体はそれを悪化させまいと、体の反対側に大きなプレッシャーをかけてバランスを取ることがよくある。これで反対の脚に過剰な負荷がかかったことが、恐らくジンジャーを襲った激痛の原因。こうなることを恐れていたけれど、この困難を一緒に乗り越えないと。
来週は走るのをやめておく。ジンジャーのスタミナには心配がないので、今週無理して11キロにトライする必要はない。そろそろテーパリング (大会前に練習を減らして調整すること) をはじめ、怪我を悪化させずに持久力の強化を続けられるよう、クロストレーニングの量を増やす。
レースが終わったら、あの古傷を何とかしないと。また同じことが起きるのではという不安を感じずに、ジンジャーが今後も走れるようにね。
― マーク・ランゴウスキ
来週のジンジャーのトレーニングスケジュール
月曜日 長距離走向けエリプティカルトレーニング
火曜日 マークとのワークアウト
水曜日 45分間の水泳
木曜日 マークとのワークアウト
金曜日 ヨガ。インターバルにはエリプティカルでスピードトレーニング
土曜日 長距離サイクリング
日曜日 オフ
RUN 10 FEED 10はまだ先だけれど、このトレーニングを一つのメニューとして参考にしてみて。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Ginger Zee Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images