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本当は日焼けをせずに肌を健康的に見せたいところだけど、やっぱり太陽が好き。セロトニンの量を増やしてくれるし、骨や歯や肌にいいビタミンDも作ってくれる。でも、早過ぎる肌の老化と皮膚がんを防ぐためには、安全に焼く努力が不可欠。肌を傷めずに、キレイで落ちにくい日焼け肌を手に入れるには?

1.日焼けサロンには行かない方が良いかも

日焼けマシンに入れば “健康的” な色がつくという、日焼けサロンが広めた作り話を信じないこと。ニック・レーヴェ博士によると、「間違った紫外線を浴びてしまうのが問題。日焼けマシンは大量の紫外線A波を出すだけで、(ビタミンDの生成を促す) 紫外線B波はほとんど放出しない。皮膚がんのリスクも75パーセント高くなる」

2.正しい日焼け止めを使う

SPFの数字だけを当てにしないで。お目当ての商品に、“ブロードスペクトラム” またはUVA (紫外線A波) が “高い” ことを示す表示があるのを確かめること。

そして、SPF50よりSPF30を選ぶべき。「SPF30はUVB (紫外線B波) の97パーセント、SPF50は98パーセントをカットする。後者は消費者に誤った安心感を与えるし、色がとても白いので、推奨される通り2時間に1度塗り直すのが嫌になる。肌の色がとても濃い人は、SPF15でも十分」。

3.日焼け時間を把握する

人間の皮膚は、日焼け色素のメラトニンを物理的にこれ以上生成できない臨界点に達するものなので、一日中プールサイドで横になっていても無駄らしい。レーヴェ博士の話では、「メラトニンの臨界点は人によって違うけど、肌の色が白い人なら大体2~3時間」 で、それ以降は肌が紫外線によるダメージのリスクにさらされるだけかも。

4.日陰を探す

ドイツの化粧品メーカーBeiersdorfのサンケア商品研究開発部長、フランク・シュワンケ博士によると、「日光を一時的に遮断すれば、紫外線の強度とヤケドのリスクが下がるので、より健康的に焼けるし色が落ちにくい」

5.日焼け促進クリームをサプリメントに変える

皮膚がん研究の権威であるマルコ・レンズ博士は、“日焼け促進” クリームの効果を否定する。「肌に何を塗ったところで、肌を保護する黒い色素のメラトニンの生成は促進されない。でも、1日25グラムのベータカロチンサプリメントでならそれが可能。これで日焼け止めが少なくて済むわけじゃないけど、サプリメントを飲むことで肌の日焼け能力が向上し、紫外線に対する肌本来の防御力が高まる」

6.太陽と仲の良いものを食べる

特定の食材は、肌の天然SPFであるリコピンを増やすと言われている。リコピンは、トマトをはじめとする赤やオレンジ色の果物や野菜に含まれる抗酸化物質で、紫外線防御率をなんと33パーセントも高めてくれる。特におすすめなのがトマトペースト。

皮膚科専門医のサマンサ・バンティング博士は、「ポリフェノールと呼ばれる抗酸化物質群の大ファン。その良い例が緑茶。ランチにお寿司を食べた後にすする」 のが好きなんだそう (オメガ3脂肪酸が豊富な魚には消炎作用もある)。

ダークチョコレートには、日差しによるヤケドから肌を守るフラボノイドがいっぱいだし、カフェインは皮膚がんのリスクを下げるのに役立つと考えられている。

7.日焼け肌をつくる

タンニングスプレーで日焼け肌をつくったところで紫外線の防止にはならないけど、ホリデー初日の白い肌が真っ赤になるのは防ぎやすくなる。ビキニ姿を披露する前か自宅にいる段階でスプレーを使おう。

※この記事は当初、イギリス版コスモポリタンに掲載されました。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Cosmo writersTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。