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紅茶かコーヒー、どっちが好き? あなたの答えがコーヒーなら、それは両親から受け継いだ遺伝子が影響しているかもしれない。苦味と嗜好品の関係を探った研究について、オーストラリア版ウィメンズヘルスがリポート!

人が「特定の物質の苦さをどう感じるか」は生まれつき決まっており、科学者たちは、これが私たちに飲み物の好みがある理由だと考えているようだ。

その結論に至った研究論文の著者で、米・ノースウェスタン大学に所属するマリリン・コルネリス博士は、「この研究によって、飲み物……特に味の好みを決める要素に対する理解が深まった。他の要素が全て一定であっても、飲み物の好みと飲む量が人によって大きく異なる理由も、だいぶハッキリした」と語る。

科学専門誌『Scientific Reports』に掲載されたこの研究では、カフェインの苦さを遺伝的に感じやすい人はコーヒーを少し多めに飲む一方で、薬のキニーネとプロピルチオウラシルの苦さを感じやすい人は、コーヒーをやや控えめに飲むことが分かった。

研究チームが被験者の遺伝的変異体と紅茶の摂取量を調べたところ、これとは逆のパターンが見られたという。カフェインの苦さを遺伝的に感じやすい人は紅茶の摂取量が少なく、キニーネとプロピルチオウラシルの苦さを感じやすい人は紅茶の摂取量が多かった。

また、プロピルチオウラシルの苦さを感じやすい人は、大酒飲みになる確率が低いことも分かったというから興味深い。

※この記事は当初、オーストラリア版Marie Claireに掲載されました。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Arielle Tsoukatos Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。