冬になると浮上する、「毛布と羽毛布団、どちらが上でどちらが下が正解なの?」という疑問(考えたことすらない人も多数!?)。素材の肌触りなど好みにもよるため、どちらも間違いではないが、毛布の素材の特性を生かした使い分けをぜひ覚えておきたい。
ウールなどの天然繊維は、羽毛布団の「内側」に
天然繊維、なかでも特に動物性繊維は吸放湿性に優れているため、肌の近くで使用しても蒸れにくいのが特徴。また薄くて軽いものは、羽毛布団と体の隙間を適度に埋めてフィット感を増してくれるため、羽毛布団の「下」に入れるのが◎。
アクリルなどの化学繊維は、羽毛布団の「外側」に
いっぽう、化学繊維は天然繊維に比べると吸放湿性が低く蒸れやすいのが特徴。羽毛は吸放湿性が高いので、化学繊維の毛布は羽毛布団の「上」にかけ、保湿性を高める使い方がおすすめ。なお『東京西川 睡眠白書2018』によると、羽毛布団と化学繊維の毛布を組み合わせて使用している503人のうち73%が、毛布を「内側」に使用していることが明らかになっている。あなたも、いま一度毛布の素材と順番を見直してみて。