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私たちが残した食料は、地球温暖化の要因にもなっている。だからこそ、食べ物を捨てないように日々の生活を見直そう。
今回はどのくらい食べ物を無駄にしているのか、アメリカ版ウィメンズヘルスが徹底調査。

環境科学技術専門誌『Environmental Science and Technology 』に掲載された論文によると、私たちは “表向き”、地球上の全ての人を養えるだけの食糧を生産している。でも、そのうちの13億トン以上が毎年失われるか、捨てられるかしているという。これだけあれば20億人が養えるはずなのに、毎日どこかで8億人が飢えている。

私たちが毎年消費する食糧の量は、過去50年間で大して変わっていないけれど、私たちが生産する食糧の量は劇的に増えている。ところが、その過剰な食糧が栄養不足の人々に行き渡らないばかりか、この論文が指摘するように、地球温暖化の要因にもなっているから問題。最終的にロスとなる食糧を栽培し、加工し、輸送する過程で排出される温室効果ガス(異常気象、洪水、地球温暖化、海面上昇などの要因)は、2010年の段階で全体の20%以上を占めている。

とはいえ、私たちも心がけ次第で、 “賢く買って賢く食べる” ことはできる。この論文の共著者、プラジャル・プラダンはプレスリリースの中で、「(食品ロスを防ごうとする)個々人の行動の変化(購入した食品を半分捨てたりしないこと)が、地球温暖化を緩和するカギになるかもしれません」と語っている。地球を助けながら節約できるということ。
それに加えて、国際的な飢饉と戦う組織への募金も考えてみて。国連世界食糧計画やハンガープロジェクト協会の情報を調べてみよう。

国連世界食糧計画

THE HUNGER PROJECT

 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Tracy Middleton Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。