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パウダー状にしたスーパーフードはいろんな料理に加えやすく、手軽に栄養を取り入れるのが魅力。固形タイプのサプリメントよりも消化吸収率がいいといわれているパウダーだけれど、一体どのパウダーを取り入れるべき?

今回は管理栄養士がおすすめする6つのパウダーを、アメリカ版ウィメンズヘルスからリポート。

うつ病の人が性欲を取り戻した!? 麦芽味のマカ

カルシウムが豊富で麦芽のような味がする、ペルー生まれのマカの根。骨にいいのはもちろんのこと、性欲アップにも効果が期待できるとか。ある研究で、抗うつ剤を服用する女性被験者に小さじ1/2杯のマカを12週間毎日摂取してもらったところ、性欲を取り戻せたそう。一方で摂りすぎは血圧の上昇や肝臓に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要。

食物繊維が意外と豊富。ココア

心臓の健康を促進するフラボノールと食物繊維が豊富なココア。大さじ1杯の量に含まれる食物繊維は、なんと玄米1/2カップよりも多いとか。

気分が向上するマグネシウムも含むパウダーを摂る際には、ローココアもしくは普通のココアがおすすめだけど、「ダッチプロセス」という化学処理や「アルカリ化」処理されたココアはやめておこう。この処理の過程で、ポリフェノールの一種であるフラボノールの量が減少してしまうのだそう。

筋肉も脳も大喜びする。甘酸っぱいアサイー

この甘酸っぱい粉末は、他のベリー類と同等の抗炎症作用を小さじ1杯で摂(と)れてしまう優れもの。アマゾン川近辺が本場であるアサイーパウダーは、運動後の筋肉の修復に欠かせないアミノ酸や、気分や脳機能を高める脂肪酸がたっぷり。迷ったら、砂糖不使用の粉末状のフリーズドライタイプを選ぼう。

ミツバチが丸めた花粉団子…!? フローラルなビーポーレン

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最近話題を呼んでいるビーポーレンは、ミツバチが集めた花粉をペレット状に丸めたもの。ほのかにフローラルな味で、タンパク質やビタミンB2、ロイシンが多く含まれている。代謝機能を活性化し、脂肪燃焼にも効果があるとのこと。ただし、花粉アレルギーを持っている人には不向き。

とろみを出すのにも使える。かんきつ系のバオバブ

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アフリカの大地で育つバオバブの果実は、どの食材よりも抗酸化物質を多く含んでいるとか。「大さじ1杯に含まれる水溶性食物繊維は、洋梨1個分に勝るため、便秘症の方の強い味方です」と管理栄養士のデューカー・フロウマン。かんきつ系なので味もよく、ペクチンを多く含んでいるのでとろみを出すのにも◎。

大さじ1杯でタンパク質4g! 藻の一種、スピルリナ

藻類の一群、藍藻(らんそう)の一種であるスピルリナ。鉄分はホウレン草の約10倍、タンパク質は大さじ1杯あたり4g、そして免疫系を強化するビタミンAを非常に多く含んでいる。単体だと魚の臭みが若干漂うけれど、ナッシュビルを拠点とする管理栄養士マッケル・ ヒルによると料理に混ぜれば臭みは消えるそう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Allison Young Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images