その不調、もしかしたら食物アレルギーかも? 自分のアレルギーをチェックしてみよう

28 December 2017

その不調、もしかしたら食物アレルギーかも? 自分のアレルギーをチェックしてみよう

最近身体がだるい、なんだか調子が悪い、疲れが取れにくいと症状を感じる人は、もしかしたら食物アレルギーの可能性を疑うべきかも。子供の頃には平気だったものが、大人になってからアレルギーとなって現れることもあるそう。その理由について、三番町ごきげんクリニックの澤登雅一先生に教えてもらった。

フードアレルギーの症状って?

「一般的なフードアレルギーは即時型というもので、原因となる食物を食べた5~10分後、遅くても30分以内には、蕁麻疹や赤み、かゆみが出てきます。ひどい場合には呼吸困難やアナフィラキシーショックなど、命に関わることも。すぐに症状がでるので、自分がどの食物に反応したのか、因果関係がわかりやすいのが特徴です」

「遅発型フードアレルギーは、反応が出るのが遅いタイプのアレルギー。アレルギーの原因となる食べ物を食べてから早くて数時間、遅いと数日後に症状が出るのが特徴で、肌の症状だけでなく、なんとなくだるい、眠気、集中力が出ないなどのメンタルの不調と間違うような症状もみられます。他にも片頭痛やお腹の症状など、多岐にわたっています。症状が出るまでに時間のズレがあるので、どの食物に反応したのか、特定がしにくくなっています」


毎日同じ食べ物を食べていると、気づかぬうちに症状が起きていることも

「遅発型アレルギーは毎日食べ続けているものが、原因になることもあります。しかも、即時型のアレルギーと異なり、身体にすぐに反応が起きるわけではありません。例えば、パンに遅発型アレルギーがある人が、毎日パンを食べていると、食べた直後だけ不調が出るのではなく、毎日なんとなく調子が得悪い、といったように慢性の症状になることってしまい、パンに反応していると気づかない場合があるのです。

反応が強くでる食物がある場合、一時的に摂取を控えることが大切ですが、それは実際に検査をしてみないとわかりません」

 

フードアレルギー検査の種類とは

「保険適用で受けることができるのは、即時型フードアレルギーの検査です。遅発型アレルギーは、保険適用外の検査なので、費用についてはクリニックによって異なりますが、4万円前後で行っているところが多いです。費用が高いと感じるかもしれませんが、われわれのクリニックでは、単に陽性となった食材を避けるということだけでなく、検査後の食生活全般に対するコンサルテーションと、その後のサポートも料金に含んでいます。ただし、クリニックによっては検査のみということもあるので、事前に確認しておくことは大切です」


まずは腸内環境の改善が大切

まずは腸内環境の改善が大切

「腸内環境が悪い人は遅発型フードアレルギーを起こしやすい傾向にあります。そのため、バランスのよい食生活に加え、腸内環境を整えることも大切です。腸内環境を整えることは美肌や美容にも役立つので、アレルギーがない方にも積極的にとってほしい食材をご紹介します」

<女性におすすめの栄養素>

1、オメガ3脂肪酸

亜麻仁油やえごま油、魚の油などに含まれている、オメガ3の脂肪酸は積極的に摂取してほしい食材のひとつ。アレルギーを抑えるほか、血流改善、コレステロール値の低下など、さまざまな効果が期待されます。

 

2、善玉菌

納豆、みそ、キムチ、ぬかづけなどの発酵食品に含まれている善玉菌がおすすめです。善玉菌というと、ヨーグルトをイメージする方も多いと思いますが、乳製品にアレルギーの反応が出る方も多いので注意してください。日本人は、先祖代々発酵食品を口にしてきたので、植物性の発酵食品をとった方がアレルギーの反応がでにくいのです。ヨーグルトを食べる時には、毎日ではなく、週に1~2回など、間隔を空けて摂取することをおすすめします。

 

3、ビタミンD

血液中のカルシウム・リンの濃度を正常に保つ働きがあるビタミンD。最近では、免疫の調節などさまざまな働きをすることがわかっており、ビタミンという名のつくホルモンともいわれています。紫外線にあたることで、体内で合成されるため、適度な日光浴が必要ですが、難しい場合には、サプリメントで補うとよいでしょう。

最近なんだか具合が悪い、不調が続く……と感じていたら、一度遅発型フードアレルギーの検査を受けてみると、解決の糸口が見つかるかもしれません。

sawanobori

澤登雅一先生

1992年東京慈恵会医科大学卒業。医学博士。血液内科医として血液がんの臨床に従事。2005年より三番町ごきげんクリニック院長。病気を診る立場から、病気にならないことの重要性を痛感し、アンチエイジング医療を実践するとともに、ライフワークとしてがんの治療に力を注いでいる。東海大学医学部血液・腫瘍内科非常勤講師。日本内科学会総合内科専門医・日本血液学会専門医・抗加齢医学会専門医など

Text : Mai

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