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ウィメンズヘルスと東京・代官山にある注目のジム、FLUX CONDITIONINGSが贈る、身も心もヘルシーに“改革”するための連載も、いよいよ最終章。Part3にあたる今回からは、今、世界中で注目を集めているヘルスコーチングがスタート。食や人間関係、金銭など多岐にわたる項目を扱い、その人をさらに健康に、幸福にするためのメソッドが満載のヘルスコーチ。Part3では、その中から現代に生きる私たちに必要なトピックスにフォーカスしてご紹介。大きなテーマは、「本当の自分を知り、自身を持つ」。その皮切りとなる今回は「食」について、ヘルスコーチのAYUMIさんが解説。「本当の食」を通じて知る、「本当の自分」。心身も人生もきらきらと輝く、ヘルスコーチが導く世界へようこそ!

「こんな私は本当の私じゃない」「いつかは、自分はもっと実力を出せるはず」「もっと前を向いて光輝いて生きていきたい」「もっと堂々と、自身を持って毎日を過ごしたい!」。大なり小なり、感じたことはないだろうか? 「その原因は“本当の自分”を知らず、“本当の自分”で生きていないからです」と語るのは、アメリカでヘルスコーチの資格を取得し、たくさんのクライアントの人生を見てポジティブに変化させてきたAYUMIさん。

ヘルスコーチに興味があるのは、セレブも同様。ミランダ・カーはヘルスコーチの資格を取り、英国のキャサリン妃の妹のピッパ・ミドルトンもヘルスコーチのプログラムを実践しているといわれる。

「ヘルスコーチとは、米国代替医療協会指定のヘルスコーチ養成機関で1年かけて必要な知識及び技能を修得した、代替医療協会公認資格の取得者のことです。

世界100以上の食文化やライフスタイルに精通していて、食事やメンタル、ライフスタイルなど数多くの観点からセッションし、アドバイスします。近年、アメリカなどの総合病院などではヘルスコーチが在籍し、より多角的なケアを行うケースが増えつつあります」

その背景には現代の病気と健康のあり方、予防医学があった。「風邪を引いたら、病院や薬局に行きます。ドクターの診療を受け、薬が処方されます。ですが、なかなか良くならない人もいます。これはライフスタイルに原因があることも。病気になったから治すではなく、暮らしから“病気にならない”、つまり心身をヘルシーにするという観点からもヘルスコーチの考え方は出来ています」

しかし、病気を否定するものではないとAYUMIさんは言う。「『朝起きたら、昨夜の飲み過ぎを感じた』『頭が痛い』『寒い、熱い』。これらは一つ一つ、身体からのメッセージです。その時に身体が何を訴えかけているのかを考えることも大切。“気づき”をいつも身体は教えてくれているんです」

飲み過ぎたのは、もしかしたら何かに満足していなくて、お酒を飲むことでストレスを解消しているのかもしれない。頭が痛いのは、仕事をしすぎて満足に食事ができていなのかもしれない。ではなぜ、そうなったのか。何が不足しているのか……体と心が伝えることを捉えて理解して、自分に今必要なケアをしていくことこそ重要と、AYUMIさんは指摘する。

目からウロコ。栄養トレンドはファストファッションと同じ! 流行に流さないことも大切

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ヘルスコーチの考え方は、ホリスティックな思想に基づく。ホリスティックとは、「全包括的」など言われるが、要は心身だけではなく、思想や環境などその人と取り巻くもの全てを含めて捉える考え方。食も同じく、ホリスティックにヘルシーに考えたいところだけど、毎年生まれては消えていく健康や食のトレンドに、「何が正解?」「私に合ったものは結局どれなの?」と思ったことはないだろうか。

AYUMIさんが教えてくれたのは意外な、しかし目からウロコの考え方。「今の栄養情報は混迷の一途をたどっています。栄養の詳細な研究の歴史は浅く、新しい栄養素や食べ方などについて数十年程度ともいわれています。これではそれらが、どのようなパフォーマンスをするのか結論は出しにくいと思います。

毎年、どんどん新しいレシピやダイエット法、食材がデビューし、どんどん忘れられていきます。これはランウェイだと思ってください(笑)。『今年の流行りはこれか』という見方でいいんです。その時に必要なのが、“選択できる自信を持つ”ことです。そのためには自分に自信があることが条件になりますよね。つまり、今回の連載の大きなテーマである、“本当の自分を知って自信を持つ”ことが必要になるわけです」。

世界的なファッショントレンドとなっているアイテムを全て買わないのと同じように、食や栄養のトレンドも、横目で見ながら「これは興味あるからちょっと食べてみよう。でも、それがメインではないし、なくてもいい」というスタンスが大切、とAYUMIさん。

食や栄養への思い込みを外す。情報に振り回されない「自分軸」を持とう

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「こうした新トレンドに振り回さないためには『これを食べなければならない』『世間やあの人が勧めているのだから正しいはず』『モデルや有名人がこれを食べて痩せて、きれいになったから私も』という振り回され方をしないことです」とAYUMIさんはアドバイスする。

食への思い込みは意外にも根深いそう。連載の後半では血液型別のおすすめの食材をご紹介するが、同じ日本人でも結構違う。「情報や誰かが言っていたから摂るのではなく、自分に本当に必要なのか、“俯瞰の目”を持つことが必要ですね。そのためにもまずは、思い込みをやめることです」

“誰かのいい”は“あなたのいい”じゃない。食も「個性で考える」

私たちは食事や栄養を、無意識に考えがち。「本来は一人一人、年齢も性別も違います。つまり、ニーズが違うはずだし、違っていいんです。食事も“個性で考えて”みましょう」

けれど、思い込みを外してみても食べたいものが分からない、という人もいるだろう。

そんな人に向けて、AYUMIさんはこう語る。「自分に『ゴールはなんですか?』と聞いてみましょう。例えばボディービルダーの人が勧めるボディービルダーになるための強力なプロテイン。これはマッチョな体形を目指していなければ、明らかにいらないものですよね。自分がどんな自分でありたいのか……やはり『本当の自分』が描けていないと、そこも曖昧になってしまいます」

つまり、食はかなり自由だということ。「そうなんです。『ねばならぬ』ということはないですし、一人一人に合った食事も違います。自分が本当に欲しくて、心も体も満足して、おいしい食事。それを摂ってほしいですね」

次回と次々回ではいよいよ、食に必要な二つの要素、「コアフード」と「リアルフード」についてAYUMIさんがレッスン。万人に共通し、必要なものが分かるこのキーワード、お楽しみに!

FLUX CONDITIONINGS
選び抜かれた最新の設備と第一線の指導が受けられると、注目を集め続ける次世代のコンディショニングジム。「運動」「栄養」「ケア」「マインド」を通して、ライフスタイルに自然にフィットする運動習慣の確立を目指し、トータルなヘルスケアを提供。オリンピアンである北島康介氏が主宰する「AQUALAB」、コンディショニングルーム、トップクラスのトレーナーと設備がそろうトレーニングルーム、極真空手道場やキッズスクールを備える。さらに、医療クリニックと連携する水素トリートメントが受けられるメニューなど、ハイレベルなケアを実現。

住所/東京都渋谷区猿楽町3-7 代官山木下ビル
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Photo:Getty Images

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AYUMI
米国認定ホリスティックコーチ

NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。プログラム後は「人生が変わった」「食の悩みがなくなった」「パートナーや周囲との関係が良くなった」との声も。センスあふれるSNSにファンも多い。■スクール「MISS FITホリスティックスクール」■Instagram @ayumi_missfit