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運動をするときは、一緒にフィットになれる友達がいた方が絶対に楽しい! そう信じてやまないトーン・イット・アップ(Tone It Up)の二人、カリーナ・ドーン&カトリーナ・スコット。二人にとってフィットネスとは、とにかく楽しむことが第一前提。今回は、ペアで行えるエクササイズをイラストと共にご紹介。

元祖フィットフルエンサーと言えば、この二人。だって彼女たちがトーン・イット・アップ・デュオ(Tone It Up Duo)として初めてのワークアウト動画を投稿したのは、2009年3月。それはインスタグラムの名がまだ有名になる前、フィットフルエンサーという単語すら生まれていなかった頃。

当時のワークアウトといえば、相当コミットしないと生活に取り入れられない本格的なものばかり。そのため、彼女たちが自らワークアウト動画をカジュアルに投稿するニッチなスタイルが逆に受けたそう。「当時のフィットネスへのアプローチにはいまいちしっくりこなくて」と36歳のカリーナ。「だって私たちはいつも笑いながら、ずっこけながら、冗談を飛ばしながら運動していたし。デートみたいな感覚で、終わったらワインを飲みに行ったりして。とにかく楽しくやろうとしていた。生活の一部のような感覚ね」。

二人のストーリーに軽く触れよう。ニューハンプシャー州生まれのカトリーナは、中学ではクラスで一番ぽっちゃりしている女の子だった。ところが高校に入ってからフィットネスにハマり、大学は健康科学と栄養学を専攻、と月日が経つにつれて健康のプロに。

一方でカリーナは、インディアナ州育ち。幼い頃から父親とハーフマラソンを走ったり、DVDを観ながら身体を動かしたりする母親の背中を見て育った。そんな二人の出会いは、2008年、カリフォルニア州のマンハッタンビーチにて。当時カトリーナは彼氏とカリフォルニアに移り住んできたばかりで、心細い思いをしていたそう。そんなとき、カトリーナが参加したバイククラスでインストラクターを務めていたのが、当時フィットネスモデル兼認定トレーナーとして活躍していたカリーナ。「とても魅力的な子がいるな、と思っていたの。それでレクチャーをする振りをして、話しかけに行ったんだけど、本当はただ友達になりたかったのよね」とカリーナ。

そうしてすぐに意気投合した二人は、後にビジネスパートナーとなり、いまやDVDを出したり、合宿を開催したり……最近ではTV番組まで持つほど有名に。「トーン・イット・アップはたしかに成長したけれど、みんなとの接し方は全く変わっていないわ」と35歳になったカトリーナは話る。「絶対にネガティブな発言はしないって決めているの。ポジティブな気持ちを広めたいって志しているからね」

パートナーを見つけて二人でやるのが、トーン・イット・アップ式!

今回は、トーン・イット・アップの二人が考案するエクササイズをご紹介! なるべく休憩は挟まず、順番通りに進めていって。このルーティンを三回繰り返すこと。

1. パートナーと腕立て伏せ

鍛えられる部位:三頭筋、肩、胸

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手は肩幅に置き、腕立て伏せのポジションを作る。背中を平にして、コアに力を入れて。そのまま腕を曲げて、身体を下に下ろしていく。(A)腕を伸ばす際に、右手を使ってパートナーの右手と低い位置でハイタッチをしよう。(B)腕を地面に戻して、ハイタッチする手を毎回変えながら、10動作を繰り返す。

2. 下腹部を持ち上げよう

鍛えられる部位:下腹部

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一人は仰向けになり、もう一人は仰向けになっている子の頭部側に立つ。仰向けになっている子は、立っている子の足首を持つ。(A)仰向けの子は、足首をくっつけて、コアに力を入れた状態で両方の脚を上げる。上まで持っていったら、さらに腰を持ち上げてみる。(B)ゆっくり脚を下ろす。15同じ動作を繰り返したら、交代。

3. ジャンプ・スクワット

鍛えられる部位:お尻(新陳代謝もアップ!)

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お互いを向き合って立つポジションからスタート。同じタイミングでスクワットする。(A)スクワットの状態から、できるだけ高く飛んでみよう。飛んでいる最中にパートナーとハイタッチをして。(B)地面に着陸したら、ゆっくりスクワットのポジションに戻る。同じ動作を15繰り返す。

4. ダンベルを持って、斜めにツイスト

鍛えられる部位:ウェスト

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パートナーと背中をくっつける。一人は、両手で一つ、重めのダンベルを持つ。(A)コアに力を入れながら、お互いを向くようにツイストし、ダンベルを受け渡す。(B)今度は反対側にツイストして、ダンベルを受け取る。同じ動作を15繰り返す。

5. ブリッジを作ってお尻をリフト!

鍛えられる部位:お尻、ハムストリング筋、太もも

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お互いの足の甲を合わせるように、二人とも仰向けになる。(A)足の甲を合わせながら、腰をアップ。お尻の筋肉を引き締めながら、肩から膝まで一直線を作る。(B)ゆっくりと腰をおろして、再度繰り返す。同じ動作を15繰り返す。

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(左:カリーナ・ドーン/右:カトリーナ・スコット)

結果も二倍出し!お互いを壁代わりにして、バランス力と調整力を強化して。腕も同時に鍛えたい場合は、上腕を動かさずにダンベルを胸まで持ち上げる「二頭筋カール」を加えて。

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※この記事は、US版ウィメンズヘルス2018年3月号から翻訳されました。



Text: Editors of Women’s Health Translation: Miku Suzuki Photo: Jeff Lipsky Illustrations: Kagan McLeod