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フィットネスのトレンドの多くはロサンゼルスで始まり、インスタラムで流行ってからロンドンにやってくる。これは、サウスカリフォルニアでは毎日に健康とウェルネスが欠かせないから。そこで、LAで最新のトレンドをチェックしてきた!

「フードでもウェルネスでも新しいテック系のものでも、新しいものへのオープンな姿勢と古い物を壊していく空気がロサンゼルスにはある」と瞑想を教えるウィル・ウィリアムス。

そこでフィットネスとウェルネスでこれからなにが流行るのかを、実際にカリフォルニアで見てきた。

1. ゲームセンターのようにフィットネスを楽しむ

PRAMAフィットネスは、ダンスマットと、ツイスターとレイブが混ざったような全身のワークアウト。ダッシュとスプリントやランジなどのエネルギーの高いサーキット運動をセンサーつきマットの上でやる運動を想像すればそれが正解。

700kcalも燃焼するのがこんなに楽しいとは思わなかったというのがやってみた感想。俊敏性も安定性も筋力も全部鍛えることができる、とPRAMAフィットネスのマスタートレーナー、エミリー・タン。色々な動きを切り替える中で、幅広い筋肉を鍛えることができる。

2. アウトドアで身体を動かす

ハイキングがこれからは流行りそう。中年の人がやるものというのは昔のこと。今では「女性」でイメージ画像を画像サービスで検索すると、一番多く出てくるのは女性が湖のほとりをハイキングしている画像なくらい、ハイキングは流行っている。

歩くのは脂肪燃焼にぴったり。ただやるのなら1分間に100歩を目指してやった方がいいと言うのが、オレゴン州大学の研究の結果。このくらいのスピードで、ある程度の負荷をかけることが大切。そうすればストレスホルモンのコルチゾールの値も下げることができる。コルチゾールは慢性的に値が高いと、お腹まわりに脂肪をため込むことにつながる。歩く時はお尻にぎゅっと力を入れると、お尻まわりをすっきりさせる効果アリ。

3. デイリーにも使えるフィットネスウェアが流行る

運動をするためにも、普段の犬の散歩にも使えるウェアが流行りそう。

フィットネスブロガーよりも、もっと肩の力を抜いたカリフォルニアガールが着そうなウェアがポイント。たとえば、Outdoor Vibesのようなブランド。このようなワークアウトウェアはなにかを主張するようなものではなく、もっと落ち着いたもの。やたらと派手なレギングや、メッシュで露出のある短いトップスではなく、ウルトラソフトで、サステナブルな布で、色もやわらかくてシンプルだけど洗練されているようなもの。

4. 派手なウェアが欲しいなら

もしフィットネスウェアは派手なものがいいと言うのなら、LA発のブランドPoprageousなどをチェックしてみて。

胸を強調するような、レインボーカラーのトップスや、定番の人気のヤシの木や星空のプリントでストレッチしても透けないような厚手のポリエステルを使ったようなウェアがたくさん。

5. トレッドミルでのランニングもしっかり記録する

新しいOS4.のアップルウォッチを使えば、トレッドミルやエリプティカルマシンやクロストレーナーなどの運動もきちんと記録できる。

マシンとアップルウォッチを連携させて、実際にジムでやった運動がどのくらい効果があるかを正しく知ることができる。心拍数と、スピードや距離や運動量などが連携されるので、どのくらいのカロリーが燃焼されたかも分かるようになる。

6. 水泳も記録ができるようになる

さらに、アップルウォッチを使えばスイミングの記録もできるようになるという。平泳ぎと背泳ぎの違いもきちんと判別できるようになるとか。

オリンピックの金メダリストでトライアスロンコーチのケリー・アンー・ペインはこれには大きな意味があると話す。「クライアントの泳ぎを撮影して、泳ぎの技術のどこを磨くかを知ることは、改善の第一歩」と話す。このアップルウォッチで取れるデータを使えば、泳ぐときのバランスをチェックするのにも活用できるはず。

7. お腹にやさしいビネガードリンク

酢はドレッシングだけでなく、ドリンクの定番になってきている。LAでは、KeVitaなどのビネガードリンクはヘルシーな場所で置かれるようになり、レストランでもノンアルコールのオプションとして、ビネガードリンクがメニューにあるところが増えてきている。

アップルサイダービネガーは、胃酸の分泌を促して消化を助ける成分の酢酸を含んでいる。また、酢酸は血糖値を安定させてくれる。(血糖値が安定しないと、食欲が増す)

8. PMSをやわらげる一杯も登場

ストレスにより効果的に対応できるようになるハーブの一種、アダプトゲンはアメリカの西海岸で今話題のもの。ロサンゼルスのハーバリストのレイシー・フィリップスはこれが、PMSの症状にとても効果的だと言う。

たとえば、フィリップス氏おすすめのターメリックの入ったドリンクは、ナッツミルクをベースに、ムクナやアシュワガンダを入れたもの。昔からアーユルヴェーダで使われてきたムクナやアシュワガンダが気分を変える効果があるという。さらに、研究ではアシュワタンガンダにはストレスホルモンのコルチゾールを抑える作用があり、ムクナは抗鬱作用があると言われている。

9. LAのヨギーに注目

ロサンゼルスの中でも最もヘルシーなエリア、サンタモニカから登場したのは、ヨガアプリのYogaGlo。これは約4000ものヨガクラスをオンラインで受講できるというもの。はじめの15日間は無料で、以降は月18ドルでヴィンサヤフローヨガから、ゆっくりとした陰ヨガまで、あらゆる種類のヨガを選べる。さらに、マタニティーヨガや、産後ヨガまでそろっていて、どれも画面越しでもそのエネルギーを感じることができる。

10.ヴェディックメディテーションが流行り

ロサンゼルスでは、みんなメディテーション(瞑想)にはまっている。LA在住でAlo Yogaのアンバサダー、カレイー・アリッサはヴィディックメディテーションの一種、トランスフォーメーショナルメディテーションを実践。

ヴェディックメディテーションは心臓への効果だけでなく、仕事での疲労にも効果があるという。「たとえばHeadspaceなどのアプリを使って瞑想を始めてみるのもひとつの手」とヴェディックメディテーションを教えるウィル・ウィリアムスは話す。

ヴェディックメディテーションはインストラクターに教えてもらわなくてはいけないのだが、その価値はありそう。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:By Roisín Dervish-O'Kane Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images