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「ヘルシーボディを求めて巡る、アメリカの10つの都市ガイド」。体を思いっきり動かしたい人にとっては、うれしいプランが詰まったアメリカ国内のヘルシー旅ガイド。行きたいところは見つかった?

ヘルシーフードに目がないのなら:チャールストン(サウスカロライナ州)

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一年を通して作物が育ちやすい気候のチャールストンでは、目下、生産者から消費者へ安全でフレッシュな食材を届ける、アメリカ版の地産地消ともいうべき「ファーム・トゥ・テーブル」が大ブーム。そこで私たちが話を聞いたのは、カフェ「ベーシック・キッチン」(basickitchen.com)の共同所有者であるケイト・タウィル。地域の食材を使ってヘルシーな食事を提供するカフェを営む彼女が、サウスカロライナのおすすめグルメスポットを教えてくれた。

■マリオン・スクエア・ファーマーズ・マーケット

よく熟した桃やトマトはここで見つけよう。特殊なスパイスもそろっていて、ランチにも最適。「フードトラックは絶対に立ち寄って欲しい。私は並んででもグリーンライスボウルを食べるわ。ココナッツライスの上にグリルした野菜がのせられて、カレーパウダーで味付けがされているの」。

■ザ・オーディナリー

サウスカロライナ海岸で獲れたかきや貝、巨大なかにを堪能するならここ。「新鮮なお魚を味わいたいのなら、ここがおすすめ。季節に合わせて毎回材料が変わる、魚介のマリネ、セビーチェも試してみて」とケイト。(eattheordinary.com

■フリヤリ

おしゃれなルックスのオーガニックなアサイーボウルからコールドプレスジュース、スムージー、そしてサンドイッチまで取りそろえたお店。材料は全てサウスカロライナの食材。「少しくたびれた、ダウンタウンの外れにあるんだけど、島っぽい雰囲気が気に入っているの」とケイト。「私が決まって頼むのは、トロピカルケールスムージー」。(huriyali.com

スパとセルフケアの気分なら、フロリダ州のマイアミビーチへ

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「整形」のイメージが強いフロリダ州だけれど、スキンケアとスパの愛好家たちは東洋発の肌の引き締め法やフェイスラインのトリートメントを求めて足を運んでくるみたい。一番注文が多いメニューは、この3つ。

1. CBD (カンナビジオール)を使ったマッサージ

大麻の植物から採れる、精神活性物質ではない化合物を使って行うマッサージ。CBDは炎症や不安を和らげてくれて、肌の調子も整えてくれるそう。
マイアミビーチの「ザ・スタンダード・スパ」なら、CBDを使ったフットマッサージで疲れた足を癒やすことができる。セージとミント、シトラスの香りを吸い込んで。

2. ヒーリングバイブレーション

音と振動は体の調子を整えてくれる上、リラクセーション効果やヒーリング効果も期待できる。
ファエナホテルの「ティエラ・サンタ・ヒーリング・ハウス」が提供する「ツリー・オブ・ライフ・バイブレーションズ」を頼むと、神聖なオイルと石を使って、体の緊張をほぐしてくれる。

3. クリスタルとジェムストーンセラピー

見た目が美しい宝石の原石たちには、体のエネルギーの流れを整える力があると言われている。
マンダリン・オリエンタル・スパの「クンダリニ・ジャーニー」は、原石を体のチャクラに置いて行うセラピー法。

家族全員で出かけるなら、ルイジアナ州のニューオリンズへ!

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家族全員、スマートウオッチのフィットビットをつけて出発! ローカルブロガーであり、母であるアンジェル・マリックス(@dashing_darlin)と、彼女の友達カブリーナ・フレミングは、大人も子どもも楽しめるアクティビティをピックアップ。「ニューオリンズはただのパーティタウンじゃないわ。二日もあれば、子どもたちだっていつもと違った体験ができるはず」とカブリーナ。

1. 一日かけてシティパークを堪能

526ヘクタールもの敷地に広がる緑地、ガーデン、そして遊歩道を通り抜けながら散策するには、履き心地抜群のスニーカーが必須。アンジェル流の楽しみ方は、「トレイルを自転車で周ったり、パドルボートを漕いだり、シティ・パットでミニゴルフをしたり」だそう。

2. セント・チャールズ・ストリートカーに乗車

世界最古の路面電車に乗って、街を散策しよう。1ドルちょっとでチューレーン大学、オーデュボン公園、フレンチ・クオーターまで行けてしまうからお得。フレンチ・クオーターに到着したら、チコリコーヒーで乾杯して。

3. オーデュボン動物園を探検

巨大なオーデュボン動物園に出掛けたら、ワニの餌付けが見られる「ルイジアナ・スワンプ」は見逃せない。ゴリラたちに会いに行くのも忘れないで。カブリーナによると、ゆったりと過ごしたいときは、クール・ズー遊園地の「レイジーリヴァー」と「スプラッシュパーク」がおすすめだそう。

4. フレンチマーケットで掘り出し物探し

毎日開催している482メートルも続くこのマーケットはアーティストが作った工芸品、ちょっとしたアクセサリーや土産などで溢れかえっている。「ベニエ」のミックス粉やホットソースは絶対に買って帰ろう。

とにかくウオータースポーツがしたいなら、ワシントン州シアトル!

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グランジ、コーヒー、IT、そして雨。雨。やまない雨……。でも、この太平洋岸北西部に位置する都市のローカルたちは、雨に濡れることなんて気にしちゃいない。それはそう、シアトルは水に囲まれているのだから。西にはピュージェット湾、東にはワシントン湖、そしてその狭間には数知れぬ運河や川が流れている。そのせいか、雨が降ってもローカルたちは海や川に集まってくる。「悪天候という概念はないの。服装には気を配らないといけないけどね」。そう語るのは、シアトルのセーリングプロであり、Airbnbのホストでもあるアマンダ・リレット。水中で体を動かしたい気分なら、彼女のアドバイスに耳を傾けて。

1. フェリーもしくはカタマランヨットで、172もの島が連なるサンファン諸島へ。中でも有名な島は四つあるみたい。まずは、ワインのテイスティングができるサンファン・アイランドからスタートして、ホエールウオッチングやブティック巡り、自転車をレンタルしてのサイクリング、なんてコースがおすすめ。

2. バレーボールを持って、ピュージェット湾のアルキ・ビーチへ。バレーボールコートはもちろん、それ以外にも4キロほど砂の上を歩ける道があり、店やレストランも充実している。ゴールデンガーデンズ公園でオリンピック山脈に沈む夕日にうっとりして、焚き火を囲んでワイワイするのも楽しい過ごし方。

3. シアトルでウオータースポーツをするなら、ワシントン湖がおすすめ。カイトボードやウオータースキーで湖を何周もしよう。陸でカロリーを消費したいのなら、12キロ続くレイク・ワシントンの大通りでのランニングかサイクリングにトライ。

4. セーリングに挑戦してみたいなら、Airbnbが提供するラーン・ザ・ロープス・セーリング・エクスカージョンに申し込もう。帆の揚げ方や基本帆走を学びながら、あるいは波にのんびりと揺らされながら、ユニオン湖からワシントン湖を行き来できる。

アウトドアフィットネスが目的なら、アリゾナ州セドナに注目

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大地からエネルギーが湧き出るスポット「ボルテックス」を求めて、毎年300万人以上の観光客が訪れるセドナ。でも私たちにとって最大の魅力は、最上級の景色に囲まれながらフィットネスが楽しめるところ。一年を通して赤い砂岩の景観を見られるのもうれしい。

1. 真っ赤な夕日を観よう

バルドウィン・トレイルのトレイルコースの起点からハイキングを始めて、カテドラル・ロックからオーク・クリークに反射する太陽を眺めて。ちなみにカテドラル・ロックは、世界で二番目に多く撮影されている岩なのだとか。一番は言わずもがな、グランドキャニオン。

2. どろんこまみれになろう

砂混じりのトレイルを、マウンテンバイクで駆け抜けよう。初心者におすすめなのはベル・ロック。中級者なら、ジョーダン・トレイルがいち押し。急降下にも笑顔で挑める! そんなあなたには、上級者向けのハングオーバー・トレイルにぜひチャレンジしてほしい。

3. ボルテックスでヨガのポーズ「ダウンドッグ」をしよう

ヨガマットを持って、四カ所の有名ボルテックスのうちの二つ、ベル・ロックかエアポート・ボルテックスへ向かおう。セドナのボルテックスでは、地球の生命力が感じられ、ヒーリング効果が期待できるそう。

4. レッドロックス州立公園で泳ごう

水着をバッグに詰め込んで、オーク・クリーク・キャニオンにあるスライド・ロック州立公園へ足を運ぼう。ここではなんと、自然が作り出した24メートルのウオータースライダーを滑れるんだって。しそこに生える海藻は、自然が生み出したウオータースライダーの潤滑油! 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルス2018年7月/8月号から翻訳されました。



Text: Kristen Dold Translation: Miku Suzuki Photo: Getty Images