胸の部分にある12個の骨、胸椎(きょうつい)。首や腰周りが痛いのは、実はここが凝り固まっているせいかも? 日頃から顔や腰だけを使って振り向いている人は、胸椎を使えていない場合が多いとか。そこで普段あまり使っていない胸椎を柔軟にして動かせるようになると、猫背の姿勢の改善にもつながるそう。
モデル、ボディーメイクトレーナの佐々木ルミさんが教えてくれたのは、この胸椎をぐんと伸ばして姿勢を正していくエクササイズ。
胸を天井方向へと持ち上げるときは、肘で床をしっかりプッシュ!
Sets
3セット
Time
2分30秒(1セット約50秒)
※分数は、3セット行ったときの合計です。
Instructions
Step 1. あおむけになり、両腕を体の横に添えて肘を90度に曲げる
Step 2. 両肘で床を押しながら胸を高く持ち上げる
Step 3. 15回繰り返し。2~3セット行う
Rumi’s Comment
「座りっぱなしのライフスタイルでパソコンやスマホが手放せない現代女子の背中は、前のめりに丸くなりがちです。特に肋骨(ろっこつ)や胸椎、胸骨からなる胸郭周りの筋肉が硬くなってしまうと呼吸が浅くなるほか、前肩になって胸が垂れたり、ストレートネックや腰痛の原因にもなったりするので、よく動かすようにしましょう。
このエクササイズでは単に胸をあげるのではなく、『肘で床をしっかり押すから胸の部分が高く持ち上がる』という感覚を大切にして行ってください」
普段から胸椎を使えているかを確認しつつ、猫背から卒業できるよう、3分弱のストレッチで少しずつ姿勢を矯正してあげて。
撮影協力: メガロス ルフレ 恵比寿
Movie: Rumi Sasaki