3回にわたり、「ピラティススタジオ B&B」とお届けしているピラティスリングを使ったエクササイズ。ピラティスリングは、普段のストレッチやエクササイズに加えることで、正しいフォームへと導いてくれたり、効果を上げてくれたりする補助器具。詳しいメリットや、運動前に行うと効果アップが期待できる簡単ストレッチは、前回の記事からチェックして。今回はそのピラティスリングを活用しながら背中や二の腕、くびれ作りにも効く簡単エクササイズをご紹介!
凝り固まった肩甲骨を動かす! 背中を鍛えるエクササイズ
Step1. 足裏を合わせて床に座り、ピラティスリングのパッドを軽く支え、頭の後ろにセットする
Step2. 腰がそらないよう気をつけながら、肘を伸ばす
Aki’s Point 1
「手を伸ばしていくと腕が少し前に出てしまう傾向にあります。そのため、思っているよりも2-3センチ後ろを目指して肘を伸ばすといいでしょう。そうすると背中を使えている感覚が得られます」
Step3. リングを頭の後ろに戻す
Step4. Step1〜3を5〜8回繰り返す
Aki’s Point 2
「そのまま床に座ってしまうと骨盤が後傾しやすいので、クッションなどを敷いて高さを出しましょう。なるべくクッションの前のほうに重心をかけると、腰回りの筋肉にスイッチが入りやすく、骨盤も立ちやすいです」
すっきりした二の腕を手に入れるエクササイズ
Step1. 手の腹でピラティスリングのパットを軽く支え、肘を伸ばした状態でお尻の後ろで持ち、肘を曲げる
Step2. 肘の高さを変えずに腕を後ろに伸ばす
Step3. 腕は伸ばしたまま、お尻の後ろにリングを戻す
Step4. Step1〜3を5〜8回繰り返す
Aki’s Point
「リングを持つ手の軌道が三角形を作るイメージです。肘を後ろに伸ばすときに腰が反りやすくなるので、おなかへの意識も忘れずに行うとより効果です」
首ではなく腹筋から起き上がれるようになる! 腹筋エクササイズ(初級)
Step1. あおむけになり、ピラティスリングのパッドを持ち、後頭部の下にリングを置く
Step2. おなかをへこますように吐き、体を起こす
Aki’s Point
「肩甲骨が床から離れるくらいまでを目指しましょう。肘の角度が変わらないように動くと、より効果的です。腹筋エクササイズで首が痛くなってしまう方も多いと思いますが、そうならないように、補助としてピラティスリングが機能します」
より腹筋に負荷をかける! 腹筋エクササイズ(中級)
Step1. あおむけになり、両足をテーブルトップにし、後頭部の下にリングを置く
Step2. 両手でリングを少し押し、おなかをへこますように吐き、腹筋を使いながら体を起こす
腹筋を鍛えながらくびれも作る! 腹筋エクササイズ(上級)
Step1. あおむけになり、両足をテーブルトップに上げ、後頭部の下にリングを置く
Step2. 両手でリングを少し押し、おなかをへこますように吐き、体をツイストするように起こす
Step3. 左右1セットを5〜8回繰り返す
■お話を伺ったのは……
ピラティススタジオ B&B三軒茶屋スタジオ
住所/東京都世田谷区太子堂2丁目7-1フェニシア三軒茶屋1階
tel/03-5779-3922
URL/https://www.pilates-bb.com/form9/taikenapply_sangenjaya.html
※バランスボディのピラティスリングは「ピラティススタジオ B&B」からも購入可能
Photo: Cedric Diradourian, Getty Images Credits: ピラティススタジオ B&B