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今や独自のフィットネスプログラムも発信するパーソナルトレーナのクリスティーナが、運動大嫌い少女からフィットなライフスタイルを手に入れるまでのストーリーをご紹介

高校時代の彼女は、最も運動神経の悪い生徒の一人だった。スポーツなんてしたことがなく、何周も走らされる体育の授業が “大嫌い” なタイプ。20歳になって、トロントからモントリオールに1年間移り住むことになった。初めての一人暮らしにワクワク。だけど、これがだらける原因にもなった。

平日の夜は、安い中華料理とピザの配達を頼み (ちなみにピザは一人で完食)、ベッドの中で何時間もネットフリックス鑑賞。友達と会って飲み過ぎてしまい、翌朝に二日酔いと疲労を感じることも頻繁にあった。ヘルシーな食生活さえうまく築けなかった私に、一貫したエクササイズをするなんてもってのほか。

年末にトロントへ帰ると、1年で10キロも太ったことが判明。こんなに短期間で体が変わったことにショックを受けたし、自分の行いが残念でならなかった。そして何よりも、精神的にも身体的にもだるさが抜けないことにウンザリだった。

1.変化

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当時の私はジムには入っておらず、続くかどうかも分からないことにお金を使う気になれなかったので、いたってシンプルに運動を始めた。ユーチューブで適当に見つけたInsanityやBlogilatesなどの自宅用カーディオメニューを試し、ほぼ毎日汗を流した。

自宅にいながらキャシー・ホーのような元気なトレーナーに教わったことで、ジムへの恐怖心を完全に払拭し、ワークアウトが本当に楽しめるようになった。

毎日一貫したワークアウトを続けて1~2ヶ月が経過。この頃には自制心が十分鍛えられていたので、ジムの会費を払っても無駄にはならない自信があった。すごくリフティングがやりたかったけど、正直言って、どう始めたらいいのか分からなかったし。

ジムに入会したての頃はトレッドミルが中心。でも、ウエイトルームに忍び込んでマシンを試すこともあったし、自宅で動画を観たり、情報を探して読んだり、他の人がリフティングするのをジムで観察したりするようにもなった。

やがて始めたのがウィークリーチャレンジ。毎週自分をコンフォートゾーンから押し出し、新しいマシンに挑戦したり、異なる筋肉群を狙ったりした。スクワットやデッドリフトといった動きの中で、フリーウエイトの正しいフォームを兄に教えてもらい、知識が付いてくると自分の体と能力に自信が持てるようになった。ジムでの居心地も良くなってきて、いつの間にか完全に夢中。

リフティングの開始からたった2ヶ月のうちに、目標だった10kgの減量に成功。だけどすぐに、54kgという体重の維持とリフティングに適した体作りとの間で苦しむことに。

どんどん重いウエイトを上げるようになると、頭がふらふらしてめまいがした。目標体重を維持するのに必死で十分に食べておらず、激しいエクササイズとヘビーなリフティングに必要な燃料が補給できていなかったのだ。つまり、空っぽの体を無理やり動かそうとしていたわけ。

決断しなければ……。“目標体重” を維持するために自分を縛り付けるのか? それとも、体重計の数字にかかわらず、循環器系と筋力の強化を心から続けたいのか?

私は後者を選んだ。目標体重という考えを手放すのは、本当に、本当に大変だった。でも私は、体重からパフォーマンスに焦点を移し、プッシュアップ20回、スクワット150回、ノンストップで1.5キロメートル走るという目標を立てた。ゴールが達成できると誇らしい気分になったし、体重計の数字ではなくパフォーマンスを追いかけるのは実際に楽しい。しかも、食べる量が増えたので、筋肉をつけるための活力が湧き、自分がたくましく感じるようにもなった。

2.ワークアウト

今日の私は、週に4~5回のトレーニングをしている。バランスの取れたスタイル作りを目指しているので、上半身と下半身を別々に鍛え、有酸素運動も行っている。リフティングほど楽しくないのは確かだけど、何と言っても心臓は人体で最も大切な筋肉のひとつ! 夏が近づいてきたので、最近は有酸素運動多め。夏のメニューは、週4~5回のリフティングと週4日30分ずつの有酸素運動って感じになるかな。

3.食事

正直なところ、私の食事管理はそれほど厳密じゃない。原則として、一人の時には出来るだけヘルシーに食べるようにしている。そうすれば、社交的な場で厳しく制限しなくて済むから。周りのみんながピザを食べているのに、チキンサラダとプロテインシェイクなんて誰だって嫌でしょ! だから、友達や家族と食べる時にルールはなし。

でも、人と食べる予定がなければ、いつもヘルシーな選択ができるように一週間分の作り置きはするようにしている。帰ってきたときにお腹が空いていると、何か作る代わりに宅配サービスかファストフードで済ませたくなる。自分がそうだと分かっているから、作り置きは大事。

4.見返り

今の私の体重は、運動を始めることを決意した時と同じ。だけど、数字は気にならないどころか、自分が誇らしいとさえ感じる。だって、それだけ自分が強くなったってことでしょ。

リフティングをした時の気分は最高。自分は運動音痴で体力がないと思いながら生きてきたから、自己ベストを更新し、走行距離が少し延び、体が少し柔らかくなり、ジャンプが少し高くなり、毎週自信がついてくることがすごく嬉しい。

最近では、デッドリフトで92キロの自己ベストを更新! 90キロ台に突入するのを長い間目指していたから、ついに達成した時には感激。それほどのウエイトを見事に上げた自分の姿を鏡でちらっと見るのはかなりの快感だし、自信にもなる。特に女性としてはね。次のゴールは102キロ!

5.クリスティーナのアドバイス

写真を撮ること! ありきたりだと思うかもしれないけど、鏡の中の自分を見ても、毎週生じる小さな変化に気付くことはほぼ不可能。私の携帯電話には、自分の進歩を収めた写真専用のフォルダーがある。写真という確かな証拠を遡って見るたびに、すごくやる気が出る。SNSでシェアすることも考えてみて。知らない人から寄せられる優しいコメントひとつで、悪いことがあった日のうつな気分を振り払い、気乗りしなくても自分を急き立てトレーニングに行けることもあるから。

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※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Christina Basil as told to Rachael Schultz Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images, instagram of @fitchristina