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興味をそそることであれば進んで挑めても、嫌いなこととなるとなかなか踏み込みづらいもの。でも、「ヴィクトリアズ・シークレット」の元エンジェル、カーリー・クロスは、ランニング嫌いだったにも関わらず、昨年の11月に初のニューヨークマラソンを見事完走している。そんな彼女が、あえて嫌いなスポーツにチャレンジしようと思った理由を教えてくれた。

小さい頃から体を動かすのが好きでいろんなスポーツをやってきたけれど、どうしても好きになれなかったのがランニング。毎年、学校で1.5キロのタイムを計る日が来ると憂鬱(ゆううつ)な気分になっていたのを今でも覚えている。そのせいか、3年前にパリで行われたハーフマラソンに向けてトレーニングを始めるまでは、6キロ以上走ったことがなかった。

でも、私はハラハラドキドキさせられることに挑戦するのが好きなタイプ。だから私にとって冷や汗もののハーフマラソンは、挑戦するのにぴったりだったの。

走るペースをコントロールすることは、まだまだ学ばないといけないことの一つ。ニューヨークマラソンに出場するときには、それが大きな課題になると思った。でも、周りの盛り上がりを肌で感じればきっとアドレナリンも出て、自然とエネルギーも湧いてくると信じた。

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外を走っていると、楽しいことずくめ。例えば、ファンに気付かれてもササっと逃げ切れる。あとは景色がきれいな場所を楽しむには、ランニングが最適な方法だと思っている。例えばパリのファッションウィーク中に走ったセーヌ川沿いは、息をのむほど美しかった。訪れたことのない場所を走るときは、一つ一つの瞬間をかみしめるように走るの。

それと私、雨の中で走るのも結構好き。特にニューヨークは、雨景色がロマンチックに感じる。それに雨が降っていると、街を独り占めしているような気分になれるしね。

ランニングにすっかりハマってしまった私は、どこに行くにも、マイスニーカーを持ち歩いている。だからアッパー・マンハッタンやダウンタウンで用事があるときは、わざわざウエストサイド・ハイウエー沿いを走る時間を作って、打ち合わせにはトレーニングウエアで参加する。実はこの辺りは走った方がタクシーに乗るよりも時間短縮だったりするの。

振り返ってみると、ランニングになかなか踏み込めなかったのは、ランニングマシンが好きになれなったからかもしれない。外で走った方がよっぽど楽しいからね。

難しいことをやると決めて、「できた!」って言えるようになるあの達成感が、私にとってはたまらないんだと思う。まさか自分がマラソンを走る日が来るなんて思いもしなかった。マラソン当日が近づくにつれて緊張感も増すけれど、恐怖に立ち向かうのが楽しみ!

※この記事は当初、Runner's Worldに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: As told to Dana Meltzer ZepedaTranslation: Ai Igamoto Photos: Getty Images