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運動がどれだけ体にいいかはもうご存じのはず。
アメリカ臨床栄養学誌『American Journal of Critical Nutrition』に掲載された研究によると、運動不足が原因で死亡する人の数は、肥満が原因で命を落とす人の2倍であることが明らかになっているそう。

だけどイギリスのケンブリッジ大学の調査からは、1日20分歩くか、同じ時間運動をするだけでも寿命が延びるという結果が出ている。その詳しい結果をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。さあ、スポーツシューズを取り出そう!

ケンブリッジ大学が行った研究は、33万4000人以上もの40〜50代の男女を対象とし、肥満とエクササイズが被験者に与える影響を分析したもの。研究チームは、被験者の身長、体重、胴囲を測定し、普段の活動量を記録したという。

12年後に科学者たちがたどり着いた結果は、アクティブであればあるほど、死亡するリスクが低いということ。ここまでは想定通りかもしれない。

でも、面白いのはここから。20分早歩きをする程度の控えめな運動しかしていなかった人ですら、運動をしない人に比べて早くに死んでしまう確率が16~30%ほど低かったという結果に。

さらに研究チームの話によると、体格指数(BMI)のレッドゾーンとされている30点を下回っても死亡率が3.66%しか下がらなかったのに対し、アクティブでいる人はあらゆる原因での死亡率が7.35%も低下したそう。つまり、運動不足は肥満の2倍も致命的だということ。

運動をしない人が身の回りにいるとしたら、「1日20分のウオーキング」をまず勧めてあげて。
1、2駅歩くだけで長生きの可能性をアップできるのなら、もはや、やったもの勝ちかもしれない。

※ この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Alexia Dellner Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images