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オーストラリア版ウィメンズヘルスによるとあまりにも運動不足だと、寿命にも関わってくるとか!? 階段を無視してエスカレーターを目掛けてしまうほど「動くのがおっくうな人」は、要チェック。

今日もデスクワークに励んでいるなら、移動には電車ではなく足を使ったほうがいいみたい。豪シドニー大学の新たな研究によって、歩いて家に帰ると、1日中座り続けたことによる悪影響を相殺できることがわかったそう。

この研究では45歳以上のオーストラリア人男女約15万人に、1日のうち何時間を座り、立ち、寝て過ごし、1週間に何分程度ウォーキングなどの運動をしているかをアンケートにて、長期にわたり答えてもらった。

9年分のデータを分析したところ、研究チームは、1日6時間以上座り、推奨される運動量(2時間半〜5時間の適度なエクササイズ、または1時間15分~2時間半のハードなエクササイズ)を満たさなかった人には、何らかの原因で死亡するリスクが最も高いことを発見した。

ところが、いつもなら座って過ごす1時間を適度な運動(努力を要するウォーキング、ガーデニングや家事など)と置き替えると、それだけで循環器系の病気で死亡するリスクが20%も低下したそう。また、この1時間をハードな運動(水泳、エアロビクス、テニスなど)に費やすとメリットはさらに大きく、循環器系疾患で死亡するリスクが64%も低下する結果となった。

この論文の筆頭著者であるスタマタキス教授によると、この研究結果は公共衛生およびヘルスケアに携わる人々や、デスク仕事などで座っている時間が長い人にとって有益だそう。

「どんな運動も健康にはいいですが、最も効果的かつ時間効率がいいのは、息の切れる中度~強度の運動です」とスタマタキス教授は説明する。

「エクササイズとスポーツは、アクティブな生活を送るための素晴らしい手段ですが、唯一の手段ではありません。日常生活の中でも体を動かし、ときどき息を切らせるチャンスは山ほどあります。はや歩き、階段の上り下り、自転車による移動は、ほんの一例に過ぎません」

今夜、または明日の朝から、一駅といわず、二駅分歩くのを習慣づけてみては?

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images