魅力に気づいたら、実は運動って面白い。「痩せたい」から「痩せちゃった」大作戦!

25 January 2019

魅力に気づいたら、実は運動って面白い。「痩せたい」から「痩せちゃった」大作戦!

運動神経がない、というのは単なる思い込みで、運動能力は、練習さえすれば上達するというのが前回のお話。今回は、運動が「できない」から「できる」に変えるための実践編をお届け。自分の身体が変わる面白さを、ぜひ体感してみて。『大人の「運動音痴」がみるみるよくなる本』の深代千之先生に運動のコツを伺った。


運動は動作が鍵! 6つの「動作」を把握しよう

運動で必要な動作は、「走る」「跳ぶ」「投げる」「打つ」「蹴る」「組む」の6つに分けられるそう。

「私たちは運動しようとすると、スポーツ種目に目がいきがちですが、動作に注目して練習をした方が上達が早いのです。運動にはランニングのような1つの動作から成り立つ種目から、バスケットボールのように複数の動作が含まれている種目もあります。集団で楽しむことが好きなのか、一人で行う方が好きなのか、自分の性格によって楽しめるスポーツを見つければ良いでしょう」


運動が「できる」に変わる4つのコツ

これらは、どの種目にも共通する「できる」に変わるコツなので、自分の性格に合わせたものを取り入れてみて。

1. 履歴を作る
少しの変化も感じられるように、こまめにセルフチェックすること。「例えば、スポーツを楽しみながら毎日体重を測ることなど、微々たる変化も成長が分かると続けたくなります」と深代さん。

 

2. 動画で動きをチェックする
自分の動きを動画で撮影して、チェックしてみよう。プロの動きと自分の動きを比較しながら動作に注目して練習するより効果がUP。

 

3.目標を決める
「3カ月後のマラソン大会に出場する」や、「社内のゴルフコンペで優勝する」などの目標を決めて、進めていくのも上達するコツだとか。

 

4. 集団で楽しむ、コミュニティーに参加する
「人とコミュニケーションを取りながら身体を動かすことで、私たちは成長します」と深代さん。会社の同僚や友人、新たなコミュニティーに参加するのもおすすめだそう。運動やスポーツは一番のコミュニケーションツールだと実感できるはず。


「できない」が「できる」に変わった喜びを大切に。

「楽しいと思うことを見つけたら、一回できるまでは継続することが大事なポイントです。また、変化した自分に気づくこともポイント」

「変化には下の例のような大きな変化もありますが、少しの変化でも、気がつくことでモチベーションを維持することができます。身体を動かしたときに感じた変化を大切にしてください

(例)大きな変化

水泳:泳げない→泳げる
自転車:乗れない→乗れる
二重跳び:跳べない→跳べる

 

(例)小さな変化

マラソン:同じ距離を走っても楽になった
ゴルフ:いいショットの回数が増えた


人間は、運動したいという欲求を持っている。楽しみながら、健康的な体を手に入れよう!

「人間には、知的に満たされたいという欲求、そして、運動したいという欲求があります。私たちは本来、運動をしたい、体を動かしたいという欲求を持っています。しかし、運動が苦手と思い込んでしまっている人も多いと思います。だからこそ、思い込みを外し、脳で楽しくさせることだってできるのです。脳で仕組みづくりをすることで、運動に楽しくトライできます。いったんダイエットなどつまらない運動から離れ、純粋に運動を楽しんでみると、結果的にダイエットや生活習慣病の改善につながっているはず。運動は本来楽しいものです。だからこそ、楽しむことをまず一番に考えてみてください」

 

運動を楽しんでいるうちに、ヘルシーな体を手に入れることができるなんて、一石二鳥以上! 今年こそ、苦手意識を克服して運動の楽しさを発見してみよう。

 

 

□今回お話を伺ったのは……

深代千之(ふかしろ せんし)先生

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東京大学大学院総合文化研究科・教授。
1955年、群馬県みなかみ町生まれ。1984年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、93年博士(教育学)。東京大学バリアフリー支援室前室長。(一社)日本体育学会会長、日本バイオメカニクス学会会長。トップアスリートの動作解析から、子どもの運動能力開発法まで幅広く研究し、「文武両道」をスポーツ科学の観点から提唱。文部科学省の冊子や保健体育教科書の作成にも携わる。3回出演した日本テレビ「世界一受けたい授業」やNHK「きわめびと」は大反響となった。主な著書は「<知的>スポーツのすすめ」東大出版会2012など。2018年秩父宮章受章。

Photo: Getty Images

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