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ウィメンズヘルスが注目するフィットネス・カップルをご紹介。二人でジムへ行き、トレーニングをするようになったきっかけは? 二人がフィットネス好きでよかったことは? 今回は、みんなが気になるフィットネス・カップルの私生活をハワイで暮らす夫婦にインタビュー。

お話を聞かせてくれたのは、「尻トレ」ブームをけん引するトレーナーの一人、Atsukoさんと夫のShaneさん。今秋念願だったハワイ移住を果たし、アメリカでますますトレーニングに励むカップルのフィットライフにまつわるエピソードをお届け。未来にも元気に笑っていられるように、お互いを高め合う二人に注目!

Q おふたりのフィットネス歴は? その内容も教えてください

Atsuko:尻トレブームの立役者、岡部友さんが率いるヒップトレーニング専門ジム「Spice up Fitness」のトレーナーとして、昨年9月にデビューしました。また、新宿高島屋で開催しているグループトレーニングの講師を務めたり、某有名ジムでスタジオインストラクターとしてレッスンを行ったりしていました。アクティブウエアのおしゃれが大好きで、ブラトップやレギンスのファッションを広めるべく、「Bombshell Sportswear」の日本人初のアンバサダーも務めていました。

最近さまざまな仕事が増えてきたところですが、国際遠距離恋愛をしていたアメリカ人の夫と、二人の夢だった「ハワイ移住」を決意。夫婦そろってハワイでフィットネス事業を起業する、という新たな挑戦に向けて動き出したところです。

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Shane:体を鍛えるのが趣味で、18歳の時にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたボディビルディングの全米大会に初出場したところ、ティーンの部で優勝。ほか、マイアミやピッツバーグ州で行われたナショナル大会でも賞を獲得しました。モデル事務所からスカウトされて、フィットネスモデルをやっていた経験もあります。

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Q フィットネスを始めたきっかけは何ですか?

Atsuko:フィットネスを始めたのは、4年前。夫と再会したことがきっかけです。
留学後、日本で翻訳やライターの仕事が中心の生活で、わたしが体形に悩んでいたとき、フィットネスでフィジカルやメンタルがどれだけ大きく変わるかを彼が教えてくれました。楽しさを知るにつれてトレーニングに夢中になり、フィットネストレーナーという道を歩み始めました。

Shane:6歳の時、サッカークラブに所属したことが全ての始まりです。体を動かすことが好きで、小学校から高校までずっとサッカー少年でした。チームキャプテンを務め、地元のオレゴンでチームを優勝に導いたこともあります。そんな僕がボディビルダーの大会に挑戦したきっかけは、高校の卒業プロジェクト。18歳の時にコーチから誘いを受けて、スタートしました。途端に、食生活も一転しストイックになったら、体が素直に反応してくれて。それからトレーニングが日課になっていきました。

Q おふたりの出会いを教えてください

Atsuko:高校から大学まで約10年間ハワイ留学をしていたのですが、大学1年生の時、大学主催のパーティで彼と出会いました。恥ずかしがり屋だった彼は、私の様子を伺うばかりで話しかけてくれなくて。それなのに、彼がお手洗いまでついてくるので、仕方なく私から声をかけたんです(笑)

大学卒業後、私は日本へ帰国。別々の道を選び、音信不通になりました。でも仕事で6年ぶりにハワイを訪れた時に偶然再会! これをきっかけに本格的に交際がスタートしました。といっても、アメリカに暮らす彼と日本でトレーナーやライターの夢を追いかける私は、長期の遠距離恋愛に。そこで私たちの絆を結んでくれたのがフィットネスだったんです。

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Shane:大学のパーティで出会いました。笑顔が可愛らしくて、日本人だけど少しぽっちゃりしていて。苦手な英語を頑張って話す彼女がとても魅力的でした。
ファーストデートは、ハワイ大学内にある図書館で待ち合わせをしました。僕が図書館に行くのは、最初で最後のことだったので友人からは「おまえが図書館にいるのか⁉︎」って、笑われたのを今でも覚えています。でも彼女に会いたかったから、図書館に行きましたよ! 正直な話、人生初だったので、約束していた図書館ではない別館に行ってしまって、また友人から笑われました。僕にはやっぱり、図書館よりジムが似合いますね(笑)

Q 一緒にフィットネスを始めて変わったことは何ですか?

Atsuko:交際後も国際遠距離恋愛で、会える機会が少なかったからこそ、「お互いのためにきれいになる」というモチベーションは、私たちの心の支えになってくれたと思います。お尻専門のパーソナルトレーナーとしてキャリアを積みながら、自分自身の体を磨き上げるというのは、私にとってとてもチャレンジで、やりがいを感じていました。

海外では、お尻が女性の美の象徴と言われるほど、メリハリのある女性らしいボディラインが魅力と捉えられています。だから夫も私がカーヴィに変わっていく成長を、誰よりも応援してくれていました。再会した頃は、私の体重は70キロ以上あり、ジムにも通っていなかったのでおなかがブヨブヨ……。でも次に夫に会う時までにもっときれいになりたい、その想いをモチベーションに自分の体を研究し、今ではウエスト17センチダウン。お尻も丸くボリュームが出て、くびれたボディラインを手に入れることが出来ました。理想のボディを実現できたのも、夫の支えと栄養に関するアドバイスがあったからこそ。夫の存在なしでは今の私はなかったし、美尻トレーナーとしても成功できていなかったので、本当に感謝しています。

Shane:フィジカル的に離れていても、お互いのために体を鍛える目標があったからこそ、今までの遠距離が幸せだったのだと実感しています。最長で8カ月も会えない時期もあって正直辛かったけれど、妻が日本で女性専門トレーナーとしてカリスマになる夢は、本当にかっこいいと思ったし、全力で応援してあげたかった。フィットネスを始めてまだ5年も経っていないのに、フィットネスブランドとコラボしてイベントを開催したり、有名ジムでスタジオインストラクターに任命されたり。妻のフィットネスにかけるパッションは、僕の誇りです。そんな頑張る妻の姿を見て、僕自身ももっと成長しなきゃって励まされました。

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Q 二人がフィットネス好きでよかった、というエピソードを教えてください

Atsuko:フィットネス・カップルの幸せ、それは、お互いが心身ともに健康の意識が高いところだと思います。

結婚2周年を記念して、今年11月から私たちの思い出の地、ハワイで新たな生活がスタートします。家族になった今、私たちが目指しているのは「食生活から健康な体を作る」こと。将来の子どものために、また私たちがおじいちゃんおばあちゃんになった時に、元気で幸せに笑い合えるように。運動はもちろんのこと、体の中からキレイになることが目標です。人生のパートナーがフィットネス好きだからこそ、一緒に「健康」というカタチを二人で生涯をかけて作っていく。オンとオフ、ジムの時とプライベートを楽しむ時の共通の趣味があるのも、すごく贅沢で幸せなことだと、夫に感謝の気持ちでいっぱいです。

Shane:毎日が楽しいです! 一緒に朝起きて、一緒に朝食を作って、一緒にジムに行く。僕の理想のライフスタイルです。家族になるという夢が叶ったのだから、次は妻と一緒に、ハワイでフィットネスのビジネスを起業することが目標! 妻と24時間一緒にいることが僕の幸せであり、日本とアメリカという国境を超えて僕たちを繋げてくれたのがフィットネスであったことが、本当に嬉しいです。

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Sawako Motegi
コントリビューティング・エディター

スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。  2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。