海外版のウィメンズヘルスでも注目しているのが、ふたりでトレーニングを楽しむフィットネス・カップル。共通の趣味をもったカップルは、どんな日常を過ごしているの? カップルでフィットネスを楽しむことのよさって何? 今回は、ウィメンズヘルスが注目する、スタイリッシュなフィットネス・カップルに気になることを全部聞いてみた。
お話を聞かせてくれたのは、アメリカのファッションブランドでPRマネージャーとして働く永山華奈さんと、ファッション&ビューティの業界紙で営業を担当している牧羽貴彦さん。それぞれ様々なフィットネスを趣味としてきた彼らが出会って、ふたりで登山やSUP、ジムでのトレーニングを共に楽しむようになって感じたこととは? これを読めば共通の趣味を持つパートナーと人生を歩みたくなるはず!
Q まず、おふたりのフィットネス歴は? その内容も教えてください。
永山さん: 大学時代はジムやスタジオでトレーナーとしてダンスやパーソナルトレーニングを教えていました。ベストボディジャパン第一回の東京大会では2位を受賞。インストラクターオブザイヤー新人賞も受賞しました。今は、平日にはジョギングとジム通いをして、週末にはヨガと登山、SUPなどのアウトドアアクティビティーを楽しんでいます。
牧羽さん:ジムでのウェイトトレーニングは、週1~2回を10年くらい続けています。ちょうど今の会社に入社した頃からです。ジムのトレーナーや友人からやり方を教わってトレーニングをしていましたが、1年前くらいにパーソナルトレーニングを受けてから、体が大きく変化してきました。
2014年前まで2年ほどランニングにハマり、毎朝走っていました。ハーフマラソン2回、フルマラソン1回走りました。ハーフは1時間31分、フルマラソンは3時間36分です。前述の2014年の湘南国際マラソン(初フルマラソン)を走って真っ白に燃え尽きて(明日のジョーのように)、それ以来ランニングではなくウェイトトレーニングをしています。
他にはサーフィンは年1回ですが、5年ほど毎年続けています(初詣と同じです、リスペクトしています)。また、最近は行けていませんが、草バスケットボールチームに所属していて、週1回くらい行っていました。古い話ですと、小学生2年生から6年生まで続けていた少年野球では市の選抜チームにも選ばれました。
Q そのフィットネスを始めたきっかけは?
永山さん: 大学に入ったのをきっかけに、部活や運動を一気にやめたので太ってしまい、痩せるためにジムに通い始めました。そこでウエイトトレーニングとダンスに出会い、いつしか自分が生徒に教える側に。社会人になってからは自分のライフスタイルのなかに積極的にエクササイズを取り入れています。
牧羽さん:ウェイトトレーニングを始めたのは映画『ファイトクラブ』でブラッド・ピッドのムキムキの体を見て憧れたからです。
Q フィットネスを始めて変わったことは?
永山さん: 心と体の状態を把握し、フィットネスを通してヘルシーでいられるようになったことが1番大きな変化です。それでも仕事で疲れて、運動するモチベーションが低いときには、彼にLINEを送って励まし合います。笑
牧羽さん:前職のアパレルに勤務していた時には細い方だったのですが、筋肉がついてきてスーツやジャケットが似合うようになりました。仕事はビジネスカジュアルなので、なかなか仕事でスーツ着ることはないのですが(笑)。
あと、トレーニングを始めてからは、風邪をほとんどひかなくなりました。筋トレ後のたんぱく質摂取のために、食事のバランスや睡眠にこだわるようになり、自然と食生活や睡眠など日常生活が改善されたと思います。気が付いたら、という感じです。
Q おふたりの出会いは?
永山さん: レセプションにて、偶然共通の知人を介して紹介してもらう。すぐに意気投合し1週間もせずに付き合うことに。笑
牧羽さん:レセプションで出会って、その場で翌日遊ぶ約束をして、それから今日まで一緒です。
Q ふたりがフィットネス好きでよかったことは?
永山さん:ジムでのトレーニングもランニングも登山もSUPもサーフィンも、全部一緒に楽しめる! 没頭できる趣味が同じだと起きてから寝るまで話が尽きません。また、スポーツを通して助け合い、励まし合う事で、絆が強くなるのを感じています。
牧羽さん:ジムに通うこと、運動する事やサプリメントを買う事、またそれを続ける事はとても努力がいる事だと思います。それを理解してもらえるというか、ジムに行く時間を許してもらえるというか(笑)。とても助かっています。何事も興味を持ったことは一緒にトライできるし、お互い高めあって刺激しあえるのは幸せです。
ちなみに、山登りの時にはなぜだかお互いにいつもより本音で話せます。同じ方向を向いて顔を見合わせないから、シャイなふたりはつい本音が出てくるのかもしれません。だから山登りは人生と同じような気がします。
WH:ありがとうございました!
『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。