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スポーツブランドで働く人はどんなアクティブライフを送っているの? その気になる内情を探るべく、ウィメンズヘルスが着目したのは、スポーツ業界に携わる人たちが社内で運営している「部活」。今回ご紹介するのはリーボックの「グループフィットネス部」。クロスフィットやレズミルズなどともパートナーシップを組み、フィットネスと縁が深いリーボック。そんなリーボックが社員たちに提供する「グループフィットネス部」の取り組みと、グループで運動する楽しさを部長に聞いてきた。

リーボック「グループフィットネス部」の活動内容は……

月の頻度:部員のスケジュール次第
開催時間:出勤前・終業後
場所:クラスを開催しているスタジオ、クロスフィットジム、社内にある会議室や屋上
参加方法:指定されている場所で三人以上の部員とクラスに参加すれば、「部活動」として成立
部員数:32人
男女の比率:3:7
参加条件:半年に二回参加するのが必須。そうしなければ、自動的に退部
参加費:社内開催で社員がインストラクターの場合は無料、外部よりインストラクターを呼ぶ場合は500円、外部施設でのレッスン参加は2500円

新しいフィットネスに出会える。バラエティーに富んだ「グループフィットネス部」

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「グループフィットネス部は、ある意味特殊で」と始める部長のSさん。と言うのも、「グループフィットネス部」は部員全員が固定の日時に集まるのではなく、予約可能な場所で行われているクラスに人が3人集まれば、「部活動」として成立し、会社からの補助が出るそう。

主な内容は、提携スタジオで受けられる幅広いジャンルのレッスンとクロスフィット、それからSさんが考案する「フィットネスフライデー」というプログラム。「フィットネスフライデー」では、ジムやインストラクターとの契約窓口であるSさんが、ブラジリアン柔術&ヨガ、ピラティス&ボディメイクなどユニークな組み合わせを週替わりで考えてくれるそう。

一つのフィットネスに45分当てた計1時間半の「フィットネスフライデー」プログラムの魅力は、特別な技術が必要ないため誰でも気軽に参加できるところ。これは一般の人でも参加が可能なのでスケジュールはここからチェックしてみて。さらにバラエティーに富んだクラスを毎週提供することで、あることすら知らなかったフィットネスに出会えるのは「グループフィットネス部」の醍醐味。中には「グループフィットネス部」で出会ったフィットネスにハマってしまい、そのレッスンに通い始める人も少なくないのだとか。

最近では「オフィスで開催して欲しい!」という部員の要望に応えて、月1回はオフィスの会議室や屋上でクラスを開催している。社内にはシャワールームもあるから、たっぷりかいた汗もきれいに洗い流して帰れるそう。クラスでは契約インストラクターを招くこともあれば、クロスフィットトレーナーの資格を持つSさん自身がクロスフィットのクラスを開催することも。

どんどん広がる身体能力の可能性。クロスフィットのさまざまな魅力

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そこでクロスフィットトレーナーの資格も持っているSさんにクロスフィットの魅力を尋ねると、みんながハマる理由が見えてきた。

「もともと私たち人間は体を動かす動物だったのに、最近ではオフィスで過ごす時間がほとんどで自分の体を使わなくなってきています。そうすると、本来できるはずのことができなくなってしまうんです。それってすごくもったいないことですよね。

毎日違う動きをするクロスフィットの1時間クラスに参加すると、少しずつ『本来、体ができるのにできていなかったこと』ができるようになるんです。すると、人間が持つ身体能力の可能性がぐっと広がります。なかなかこの効果を1時間で得られるグループレッスンってなくて。だからこそ、クロスフィットは魅力的なのかもしれません。体を動かすと、精神的にも安定してきますし、ポジティブにもなれるのもうれしい点ですね」

肝心なのはシューズ選び。トレーニングをするときに抑えておきたいポイント

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そしてSさんいわく、クロスフィットでよく見かけるのはランニングシューズでトレーニングをしている人。でも、クロスフィットなどのトレーニングに実際に適しているのは、「トレーニングシューズ」。例えばリーボックが出している「CrossFit Nano」は、クロスフィットに適した機能性を兼ね備えているもの。

ウエートリフティングなどのトレーニングをするときは、しっかりと地面をとらえることができる安定感のあるシューズを履いてみると、その違いが一瞬にして分かるとか。さらに、激しい動きでも擦り減らない耐摩耗性があるかどうかも、チェックしておきたいポイント。

みんなでやると楽しさも倍増。「グループ」でフィットネスをする面白さ

もっと多くの社員に体を動かしてもらう機会を作るのはもちろんのこと、「みんなで」フィットネスをすることを大切にしている、とSさん。“自分の最大限”を引き出すことが求められるとてもハードなクロスフィットでも、周りが応援してくれると「できない」と思ったことができてしまうことも少なくないと言う。

フィットネスは自分のためだけでなく、みんなで支え合いながら、周りにも自分にも優しくできる強さを身に付ける方法と捉える「グループフィットネス部」。たまには誰かと体を動かしてみるのも、いいかもしれない。

次回はアディダスの「テニス部」! お楽しみに。