運動をすることは健康的に痩せて引き締まった体が手に入るだけでなく、心にもいい影響があるのはご存じのとおり。でもそ....
運動をすることは健康的に痩せて引き締まった体が手に入るだけでなく、心にもいい影響があるのはご存じのとおり。でもその具体的なメリットって? 専門家がアメリカ版ウィメンズヘルスに教えてくれた運動のポジティブな影響を見てみると、最近ジムをサボっていた人も体を動かしたくなるかも。
1. 沈みがちな気持ちをシャットアウトしやすくなる
研究によると、運動は落ち込んだ気分や憂鬱(ゆううつ)な気持ちを払拭(ふっしょく)するのに効果的で、うつ病のなかでも重症な「大うつ病性障害」の治療にさえ役立つことが証明されている。テキサス大学サウスウェスタン医療センターの研究者たちは、うつ病患者が抗うつ効果を得られるように、運動に関する臨床ガイドラインを提示し、患者に最低限の運動をするよう医師にも指示しているとか。
Text: Annie Daly Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images
心拍数が上昇すると、脳への血流がよくなり、記憶力や全体的な脳機能が向上することが研究を通して判明している。ある研究で運動前後の脳の構造をそれぞれモニターしたところ、被験者が汗をかいた後、脳の多くの部位の容積が拡大したことが確認されたとか。この研究に参加した被験者に運動後、注意力を要する業務に取り組んでもらったところ、業務の質や記憶力が10〜15%改善したことが明らかになっている。
やることが多すぎてストレスがたまっているときに、スケジュールに無理やりワークアウトを組み込もうとすると、余計疲れてしまう気がするもの。でもコロラド大学ボールダー校の研究によると、強制的な運動でさえ、ストレスや不安が軽減することが判明しているとか。ストレスでぐったりしている時こそ、真っ先にジムに行ったり。走りに行くのが賢い選択みたい。
アイオワ大学の研究者たちは、運動に関する100件以上の研究結果を評価した後、集中力を要する筋力トレーニングが普段の集中力向上につながると結論づけた。周囲で息を切らす人たちに気を取られず、正しい呼吸とフォームを崩さずに筋トレの回数をこなすには、多かれ少なかれ集中力を注がないとできないからだそう。
同じくアイオワ大学の研究により、有酸素運動は継続的な努力を必要とするため、頻繁に行うことにより、仕事や業務を最後までやり抜く能力が身につくと結論づけられている。つまり、運動以外でも忍耐強く目標をしっかりと達成する精神力を鍛えられるのだとか。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
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