現在部長を務めているのは、6年半ほど部長を務めるOさん。ちょうど当時の部長の仕事が忙しくなり、テニス部の廃部が危ぶまれたタイミングで入社した彼は、実はプロコーチの資格を持つ元テニス選手。入社時の自己紹介でその経歴を明かしたところ、入社してものの15分でテニスの部長に抜擢されたそう。そして彼は晴れてテニス部のインストラクター兼部長に就任。
テニスは初めてだと少し「入りにくい」と思われてしまうこともあるけれど、Oさんのクラスは楽しくて癖になるらしい。その面白さがさまざまな部署から注目を集め、当初は20人だった部員数が今では60人にまで増加したとか。
気になる彼のレッスンの大きな魅力は、参加者全員と一対一の時間を必ず設けてくれるところ。レッスンには初心者から上級者までさまざまな人が参加するので、一対一の時間を作ることでレベルに合わせた指導をしているのだとか。だからこそ初めてラケットを握る人も不安なまま終えることがなく、上級者は思いっきりボールを打てて、みんな気持ち良くコートを後にできるそう。練習メニューは毎回そこまで変わらないけれど、これも何度か機会を逃して「行きにくいな……」と思われないための対策なのだとか。こうして部長のOさんはいつ顔を出しても楽しめる内容を心掛けているそう。
そしてテニスの醍醐味といえば、ボールがきれいに打てたときの爽快感。そのときの気持ちを胸に、早くまたコートに立ちたい! と思うようになったら、もうテニスの虜。